世界中の子供から大人まで、世代や国境を超えて愛され続けているポケットモンスターの絶対的エース、ピカチュウ。その愛くるしいルックスや、10まんボルトに代表される強力な電撃技については多くの人が知っていますが、実は彼らの「食生活」や「味覚」については、意外と知られていない奥深い設定が存在します。アニメやゲームを夢中で見ているファンの間では、ふと「ピカチュウが好きなものは何ですか?」という素朴な疑問が湧き上がることがあるでしょう。野生の森に住むピカチュウは何を食べますかという生態学的な興味を持つ人もいれば、トレーナーと共に旅をするピカチュウが嫌いなものはあるのか、コミュニケーションのヒントとして気になる人もいるはずです。
中でも特に有名な噂として、「ピカチュウはケチャップが大好きです?」という話題が、長年にわたりファンの間で語り継がれています。真っ赤なケチャップのボトルを宝物のように抱きしめる姿は、なぜピカチュウとケチャップという異色の組み合わせが生まれたのか、その理由を知りたくなるほど強烈なインパクトを残しました。また、ピカチュウのシンボルカラーである黄色に関連して、ピカチュウ 好き な 色への関心や、口の周りをケチャップまみれにしたピカチュウとケチャップの姿が「あざとかわいい」とSNSで拡散されたり、公式から「ピカチュウとケチャップの歌」まで発表されたりと、その話題性は尽きることがありません。
本記事では、ゲーム内での生態描写に基づいた「ピカチュウはりんごが好き」という公式事実や、かつて発売され瞬く間に完売した伝説の食玩シリーズ「ピカチュウ ケチャップすきで ちゅう」の詳細、さらには同じく絶大な人気を誇るポケモンである「イーブイ 好き な 食べ物」との比較まで、徹底的に深掘りして解説します。
- サトシのピカチュウがケチャップを偏愛するようになった歴史的背景と感動の理由
- 公式図鑑やゲーム設定から読み解くピカチュウ本来の好物と野生下での食性
- ケチャップに関連する「かわいい」公式グッズや企業コラボキャンペーンの全貌
- ライバル関係にあるイーブイとの食の好みの違いや性格的な傾向の徹底比較
ピカチュウの好きな食べ物と基本情報
- ピカチュウが好きなものは何ですか?
- ピカチュウは何を食べますか?
- ピカチュウはりんごも好きという事実
- 逆にピカチュウが嫌いなものは?
- 番外編:ピカチュウの好きな色は?
- 比較:イーブイの好きな食べ物

ピカチュウが好きなものは何ですか?
ポケットモンスターシリーズの象徴的存在であるピカチュウですが、その好物について深く考察すると、単なるキャラクター設定を超えた「生物としてのリアリティ」が見えてきます。基本的に、ピカチュウを含む多くの野生ポケモンは、自然界に自生している「木の実(きのみ)」を主食として好んで食べるとされています。
ポケモン図鑑の記述やこれまでのゲーム作品内での生態描写を詳細に確認すると、ピカチュウは特に甘みのある木の実を好む傾向にあることがわかります。これには、ピカチュウが「でんきタイプ」のポケモンであるという身体的特徴が大きく関係していると考えられます。ピカチュウは両頬にある「電気袋」と呼ばれる器官で常に電気を生成・蓄積していますが、この発電プロセスには多大なエネルギー(カロリー)を消費します。そのため、効率よくエネルギーに変換できる糖分を含んだ、甘い食べ物を本能的に求めている可能性が高いのです。
ピカチュウの知能と料理
ピカチュウは非常に知能が高いポケモンとしても知られています。硬い殻に包まれた木の実を見つけた際、彼らはそのままかじりつくのではなく、自慢の電撃を微調整して放ち、表面を軽く焼いて柔らかくしてから食べるという、驚くべき知恵を持っています。
この「木の実を焼いて食べる」という習性は、初期の作品から図鑑説明として記されている公式設定です。森の中で黒焦げになった木の実が落ちていることがありますが、これはピカチュウが電撃の加減を誤って焼きすぎてしまった「料理の失敗作」であるという微笑ましいエピソードも存在します。こうした描写からは、彼らがただかわいいだけでなく、自然界で生き抜くための高度な生存戦略と知恵を備えていることが読み取れます。ポケモンずかん(公式サイト)の記述を確認しても、彼らの生態がいかに興味深いものであるかが分かります。
また、人間に飼われているピカチュウや、アニメのサトシのピカチュウのようにパートナーとしての絆が深い個体は、人間が食べる食事にも強い関心を示します。パンケーキやマカロン、ドーナツといった甘いお菓子に目を輝かせるシーンが数多く描かれており、基本的には人間と同じような「甘党」の味覚を持っていると言えるでしょう。
ピカチュウは何を食べますか?
野生下と飼育下で食べるものは異なりますが、ピカチュウの食事内容は非常にバラエティに富んでおり、環境適応能力の高さがうかがえます。具体的な食事内容を深掘りすることで、彼らの生活スタイルがより鮮明に見えてきます。
ピカチュウの主な食事リスト
- 自然界の木の実: 最も基本的な主食です。特に「オレンのみ(体力回復)」や「モモンのみ(毒消し)」など、生存に直結する効果を持つ実を好んで備蓄します。
- ポケモンフード: トレーナーが与える固形の栄養食です。粒状のものが一般的で、ポケモンの健康維持に必要な栄養素がバランスよく配合されています。
- 手作り料理(カレー・サンドイッチ): 『ソード・シールド』でのカレー作りや、『スカーレット・バイオレット』でのピクニックサンドイッチなど、トレーナーの手作り料理も大好きです。
- 人間の加工食品: アニメではケチャップが有名ですが、その他にもクッキーやジュースなど、人間のおやつを喜んでシェアする姿が見られます。
近年のゲーム作品では、トレーナーと一緒にキャンプやピクニックをして食事を楽しむ機能が充実しており、ピカチュウの食の好みもより詳細に表現されるようになりました。例えば『ポケットモンスター ソード・シールド』の「ポケモンキャンプ」では、様々な味付けのカレーを作ることができますが、ピカチュウは基本的に好き嫌いなく何でも食べます。しかし、やはり「甘口(スイート)」の味付けをされたカレーに対しては、より大きなハートマークを出して喜び、満面の笑みを見せることが多いです。
逆に、漢方薬のように極端に苦いものや、渋みの強い木の実を与えられたときは、露骨に眉をひそめて嫌そうな顔をしたり、食べるのを渋ったりすることもあります。このように、人間と同じように味覚による感情表現が豊かである点も、ピカチュウが世界中で愛される理由の一つと言えるでしょう。
また、睡眠ゲームアプリ『Pokémon Sleep(ポケモンスリープ)』においても、カビゴンに食べさせるためのきのみを拾ってくる役割を果たしますが、ここでもピカチュウは「ウブのみ」などの特定のきのみを集める習性があり、彼らの食生活の一端を垣間見ることができます。
ピカチュウはりんごも好きという事実
ピカチュウと言えば「ケチャップ好き」のイメージが先行しがちですが、実はゲームの世界において、ピカチュウと「りんご」の組み合わせは公式が強く推している、いわば「鉄板」の設定です。この設定が最も顕著に、そして魅力的に描かれているのが、ポケモンの自然な姿を写真に収めるゲーム『New ポケモンスナップ』などのスナップシリーズです。
これらの作品では、プレイヤーがフィールド上に「ふわりんご」と呼ばれるりんごのような形をしたフルーツを投げると、隠れていたピカチュウが匂いにつられて駆け寄ってきます。そして、自分の顔と同じくらいの大きさがある真っ赤なりんごを、小さな両手で一生懸命に抱え、シャリシャリと音を立てて美味しそうに食べる姿を観察することができるのです。
りんごを前にした時のピカチュウの嬉しそうな表情は本当に癒やされますよね。実は、りんごに含まれる果糖は即効性の高いエネルギー源になるため、常に放電しているピカチュウにとっては機能的にも理にかなった好物なのかもしれません。
この「りんごを食べるピカチュウ」の愛らしさは絶大で、多くのプレイヤーがベストショットを狙ってりんごを投げ続けました。ピカチュウの特徴である赤い頬袋と、真っ赤なりんごの色合いが視覚的にも完璧にマッチしており、非常に絵になる組み合わせと言えます。そのため、公式のグッズ展開においても、りんごを持ったピカチュウのぬいぐるみや、りんごモチーフの雑貨が数多く販売されています。
また、『ポケモン不思議のダンジョン』シリーズでは、「セカイイチ」と呼ばれる巨大なりんごが重要なアイテムとして登場しますが、これをパートナーであるピカチュウとお腹いっぱい食べるシーンは、シリーズ屈指の感動ポイントとしてファンの間で語り草になっています。このように、りんごはピカチュウにとって単なる食べ物以上の、幸せや絆を象徴するアイテムとして描かれることが多いのです。

逆にピカチュウが嫌いなものは?
普段は何でも美味しそうに食べ、愛想の良いピカチュウですが、明確に「嫌い」「苦手」とするものも存在します。これを知っておくことは、ピカチュウと仲良くなり、信頼関係を築くための第一歩と言えるでしょう。最も有名かつ重要なのが、物理的な物体としての「モンスターボール」です。
アニメのサトシのピカチュウがモンスターボールに入ることを頑なに拒否し、常にサトシの肩や頭の上にいるのは、世界的に有名な設定です。これにはいくつかの理由が示唆されていますが、主な理由として「閉所恐怖症」であること、あるいは「大好きなトレーナーと片時も離れたくない」という強い意志があることが挙げられます。ゲーム『ピカチュウバージョン(黄)』やリメイク版の『Let’s Go! ピカチュウ』でも、この設定を踏襲してモンスターボールに入らず主人公の後ろをついて歩く仕様が採用されており、この「ボール嫌い」という個性はピカチュウという種族、あるいは特定の個体の大きなアイデンティティとなっています。
ピカチュウと接する際の注意リスト
- 尻尾への接触: ピカチュウの尻尾はただの飾りではなく、周囲の気配を探るための敏感な感覚器官です。そのため、無闇に引っ張ったり強く握ったりすると、驚いて反射的に噛み付いたり、電撃を放ったりすることがあります。
- 苦い薬(漢方): ゲーム内でポケモンのHPを回復する「ちからのこな」などの漢方薬アイテムは非常に苦く設定されています。これを使うと「なつき度」が下がってしまう仕様がある通り、良薬口に苦しとは言え、ピカチュウにとっては大嫌いなものです。
- 過度なスキンシップ: 信頼関係が十分に築けていない状態での過度な撫で回しは、ストレスを与え、電気袋からの放電(防衛反応)を招く危険があります。
また、味覚に関しては、ゲーム内の「せいかく(性格)」システムによって個体差が出るものの、一般的には「辛すぎるもの」や「渋すぎるもの」を苦手とする個体が多い傾向にあります。無理やり嫌いな味の食べ物を与え続けると、トレーナーへの信頼を失ってしまう可能性もあるため、食事を与える際は彼らの反応をよく観察することが大切です。

番外編:ピカチュウの好きな色は?
ピカチュウ自身が言葉で「好きな色」について語ることはありませんが、彼らの行動パターンや好んで選ぶアイテムの傾向から、好む色を推測することは十分に可能です。結論から言えば、ピカチュウは「赤色」や「暖色系」のものに強く反応し、好む傾向があると考えられます。
その最大の根拠は、前述した彼らの二大好物である「ケチャップ」と「りんご」が、どちらも鮮やかな赤色をしている点です。色彩心理学的にも、赤やオレンジといった暖色系は食欲を増進させ、活力を与える色として知られています。野生の本能として、栄養価の高そうな熟した果実の色(赤)に視覚的に惹かれている可能性は大いにあります。また、自身のチャームポイントである頬袋も赤色であるため、仲間を認識する際の色として赤色に本能的な安心感を覚えているのかもしれません。
| 色 | 関連アイテム・対象 | ピカチュウの反応・推測 |
|---|---|---|
| 赤 | ケチャップ、りんご、仲間の頬 | 大好き、興奮、安心感、食欲増進 |
| 黄 | かみなりのいし、きいろいかけら | 興味、親近感(同族の色)、仲間意識 |
| 緑 | 未熟な木の実、森の背景 | 平常心、隠れる場所、酸っぱいイメージ |
さらに、電気タイプのポケモンを進化させる「かみなりのいし」は黄色と緑色が混ざったような色をしており、彼らの属性に関連するアイテムには黄色や蛍光色が使われることが多いです。自分と同じ「黄色」のアイテムに対しても、仲間意識や親近感を抱きやすいのではないかと推測されます。事実、ピカチュウグッズを選ぶ際も、黄色をベースに赤のアクセントが入ったものが最も人気があり、こうした配色はキャラクター自身のイメージと好みが一致しているからこそ、多くの人に受け入れられているのかもしれません。
比較:イーブイの好きな食べ物
ピカチュウと人気を二分し、対の存在として扱われることも多い「進化ポケモン」イーブイ。この2匹はどちらもかわいいポケモンですが、食の好みや好むシチュエーションには、それぞれのキャラクター性に基づいた明確な違いがあります。ここでは、ピカチュウとイーブイの「食」に対するスタンスの違いを詳しく比較してみましょう。
ピカチュウが「ケチャップ」や「丸かじりのりんご」といった、どこか庶民的でわんぱく、そして素材の味をそのまま楽しむような食べ物を好むのに対し、イーブイは「おしゃれなスイーツ」や「高級感のあるお菓子」を好む傾向にあります。これは、イーブイが多様な進化の可能性を秘めた遺伝子を持つポケモンであり、都会的なイメージや、愛玩動物(ペット)としての側面が強く描かれていることに関連していると考えられます。
具体的には、アニメや『ポケモンカフェミックス』などのパズルゲームにおいて、イーブイは「ポフレ」と呼ばれる可愛らしくデコレーションされたお菓子や、フルーツをふんだんに使ったパンケーキ、マカロンなどを前にして目を輝かせる姿が頻繁に見られます。「プロジェクトイーブイ」などの公式SNSアカウントでの投稿を見ても、アフタヌーンティーを楽しむような優雅なシチュエーションで描かれることが多く、野性味あふれる元気なピカチュウとは対照的です。
好みの違いのまとめ
・ピカチュウ: 素材の味(木の実)、調味料(ケチャップ)、元気が出るもの、わんぱくな食事風景
・イーブイ: 加工されたお菓子(ポフレ)、見た目が可愛いもの、甘くて上品なもの、優雅な食事風景
もちろん、どちらも「甘いものが好き」という点では共通していますが、ピカチュウが口の周りを汚しながら「元気いっぱいに頬張る」のに対し、イーブイは「お行儀よく味わう」といったニュアンスの違いがあり、それぞれのポケモンの個性が食事シーンにも色濃く反映されているのです。この対比を知ることで、両者の魅力がより深く理解できるでしょう。
ケチャップ愛とピカチュウの好きな食べ物
- ピカチュウはケチャップが大好きです?
- ピカチュウがケチャップを好む理由
- ケチャップとピカチュウがかわいい
- ピカチュウの歌とケチャップすきでちゅう

ピカチュウはケチャップが大好きです?
「ピカチュウはケチャップが大好き」という話を聞いたとき、それが公式の設定なのか、それともファンの間で広まった二次創作なのか迷う方もいるかもしれません。結論を断言すると、これは「アニメ版ポケットモンスターにおける紛れもない公式設定」であり、間違いなく事実です。
この伝説的な設定が初めて世に出たのは、今から20年以上前、1998年に放送されたアニメ無印編の第42話「たいけつ!ポケモンジム!」というエピソードです。この回で、とある街の食堂に入ったサトシ一行ですが、そこで出されたオムライスのような料理に添えられていたケチャップのボトルを、ピカチュウが偶然手に取りました。するとピカチュウは、その味、あるいはボトルの感触を非常に気に入ってしまい、自分の体ほどもある大きな赤いボトルを両手で抱え、キャップの口をペロペロと舐めながら、これ以上ないほど幸せそうな恍惚の表情を浮かべたのです。
しかし、この微笑ましいエピソードには、あまりにも悲しい結末が待っていました。その後の戦闘中、ストライクというポケモンがジムに現れ、その鋭いカマによる攻撃の流れで、あろうことかピカチュウが大切に抱えていたケチャップのボトルを真っ二つに切り裂いてしまったのです。中身が飛び散り、無惨な姿になったケチャップを見て、ピカチュウは涙目で呆然と立ち尽くしました。この「ケチャップを深く愛し、そして理不尽に失った悲しみ」を描いたシーンがあまりにもインパクトが強く、当時の視聴者の心にトラウマ級の印象を残したことで、「ピカチュウ=ケチャラー(無類のケチャップ好き)」という図式が完全に定着したのです。
その後も、アニメ『ポケットモンスター XY』シリーズなどのエンディング映像や本編の端々で、再びケチャップを舐めるシーンが登場するなど、制作スタッフにとっても「忘れられない大切な設定」として、長年にわたり愛され続けています。
ピカチュウがケチャップを好む理由
では、なぜピカチュウは、数ある調味料や食べ物の中からあえて「ケチャップ」を選んだのでしょうか。公式から詳細な科学的理由が語られたことはありませんが、ファンの熱心な考察やポケモンの生態に基づくと、いくつかの非常に説得力のある理由が浮かび上がってきます。
ケチャップを溺愛する3つの有力説
- 味覚の適合性(酸味×甘味): ケチャップはトマト(酸味)と砂糖(甘味)、そしてお酢で作られています。この「甘酸っぱい」味は、ピカチュウの主食である森の木の実(例えばベリブのみ等)の味に非常に近く、本能的に好む味だと考えられます。
- ボトルの形状と安心感: 当時のアニメで描かれたケチャップ容器は、赤いプラスチック製の柔らかいチューブボトルでした。この感触や太さが、ピカチュウの小さな手のサイズにジャストフィットし、抱き心地が抜群に良かった可能性があります。また、赤くて丸い形状が「りんご」や自分たちの「電気袋」を連想させ、精神的な安定をもたらしているとも言われています。
- エネルギー補給効率: ケチャップには多くの糖分が含まれており、高カロリーな調味料です。電気を作るために常に激しくエネルギーを消費するピカチュウにとって、舐めるだけで手軽に糖分補給ができるケチャップは、機能的にも優れた「携帯食」なのかもしれません。
単に味が美味しいというだけでなく、その「赤色」への視覚的な反応や、ボトルを抱きしめた時のフィット感、さらにはエネルギー効率など、五感と身体機能の全てでケチャップを求めている可能性が高いのです。彼らにとってケチャップは、単なる調味料を超えた「相棒」や「宝物」のような存在なのかもしれません。
ケチャップとピカチュウがかわいい
「ピカチュウ×ケチャップ」の組み合わせがこれほどまでに人気を博し、長年愛され続けている最大の理由は、理屈抜きにしてその姿が「圧倒的にかわいいから」に他なりません。普段はサトシの相棒として、強敵を相手に凛々しく戦うかっこいいピカチュウが、ケチャップを前にした時だけは赤ちゃんのように目を輝かせ、夢中になって舌を出している。この凄まじいギャップが、ファンの心を鷲掴みにするのです。
この愛らしい姿はファンの間で「ケチャチュウ」という愛称で親しまれています。SNSやイラスト投稿サイトPixivなどでは、口の周りを真っ赤にして満足げな顔をするピカチュウや、自分の体よりも大きな業務用のケチャップボトルに埋もれるピカチュウのファンアートが、今もなお数多く投稿されています。また、現実のカフェメニューやキャラ弁においても、オムライスの上にケチャップでピカチュウの顔を描く「ピカチュウオムライス」は定番中の定番となっており、見て楽しい、食べて美味しいコンテンツとして定着しています。
ケチャップが好きすぎて、料理にかけるのではなく容器から「直飲み」しようとする姿も目撃されています。その必死な様子が、また何とも言えない愛嬌を醸し出しているんですよね。
本来、ネズミモチーフのキャラクターが赤い液体(ケチャップ)まみれになる表現は、一歩間違えれば猟奇的でホラーになりかねないシチュエーションです。しかし、ピカチュウの完成された愛くるしいデザインとキャラクター性のおかげで、それが「狂気的なまでのかわいさ」へと見事に昇華されている点は、ポケモンのキャラクターデザインの妙と言えるでしょう。
ピカチュウの歌とケチャップすきでちゅう
この「ケチャップ好き」という設定は、単なるアニメの演出にとどまらず、現実世界での大きなビジネス展開や楽曲制作にまで発展しました。その影響力は凄まじく、日本を代表する食品メーカー「カゴメ」との公式コラボレーションが実現したほどです。
特に大きな話題となったのが、カゴメが実施した「ケチャップにムチュウ!ポケモンキャンペーン」です。このキャンペーンでは、ケチャップのキャップ部分がピカチュウの形になった限定ボトルや、ケチャップを抱えたピカチュウの等身大抱き枕などがプレゼントされ、多くのファンがスーパーマーケットのケチャップ売り場に殺到する社会現象的な盛り上がりを見せました。このコラボレーションについては、カゴメ公式サイトの過去のニュースリリースなどでも確認することができ、企業の枠を超えた大規模なプロモーションであったことが分かります。
さらに、ピカチュウのキャラクターソングである「ピカチュウのうた」のプロモーションビデオでは、大量のピカチュウがケチャップの木(?)が生い茂る森で行進したり、ケチャップを崇めるような謎のダンスを披露したりする、狂気的かつユーモラスな映像が公開されました。この動画はYouTubeなどで数千万回再生を記録する世界的な大ヒットとなり、「ケチャップ好き」設定を世界中に知らしめることとなりました。
伝説の食玩「ケチャップすきでちゅう」
株式会社リーメントからは、「ピカチュウ ケチャップすきでちゅう」という直球すぎるタイトルのミニチュアフィギュアも発売されました。ケチャップの蓋に乗ったり、ボトルに抱きついて眠ったりするピカチュウを立体化したこの商品は、そのあまりのかわいさとクオリティの高さから即完売する店舗が続出し、現在ではプレミア価格がつくほどの人気アイテムとなっています。
このように、たった一度のアニメのエピソードから始まった「ケチャップ好き」の設定は、20年以上の時を経て、ピカチュウを語る上で欠かせない巨大なコンテンツへと成長を遂げたのです。
ピカチュウの好きな食べ物まとめ
- ピカチュウの本来の主食は、自然界にある甘い「木の実(きのみ)」である
- 特に糖分補給ができるモモンのみやオレンのみを好む傾向がある
- 硬い木の実は自慢の電撃で焼いて、柔らかくしてから食べる知恵を持っている
- トレーナーの手作りカレーやサンドイッチ、人間のお菓子にも興味津々である
- ゲーム『New ポケモンスナップ』などでは、りんご(ふわりんご)が大好物として描かれている
- アニメ版での「ケチャップ好き」は紛れもない公式設定であり、ファンの間でも非常に人気が高い
- ケチャップを好む理由は「甘酸っぱい味が木の実と似ている」「ボトルの抱き心地」などが有力説
- 過去にはカゴメとの大規模コラボや、ケチャップをテーマにした楽曲・フィギュアも展開された
- 嫌いなものは「モンスターボール(閉所恐怖症)」や「尻尾を引っ張られること」
- 味覚としては、極端に苦い漢方薬や渋い食べ物を嫌がる傾向がある
- 好きな色は「赤色(ケチャップ・りんご)」などの暖色系であると推測される
- ライバルのイーブイは「おしゃれなスイーツ(ポフレ)」を好むという対比がある
- 食事シーンのかわいさは、ピカチュウの魅力を構成する重要な要素の一つである
- サトシのピカチュウがケチャップボトルを抱いて泣いたシーンは、涙なしには見られない名場面
- これらを知ることで、ピカチュウへの愛着がより一層深まる