世界的な人気キャラクターであるピカチュウと雷の関係には、長年のファンでも知らないような多くの科学的・生物学的な謎が隠されています。たとえば、誰もが知る「10まんボルト」という技ですが、具体的にピカチュウの雷は何ボルトですかと聞かれると、現実の物理法則と照らし合わせて正確に答えられる人は少ないかもしれません。また、あのかわいらしい見た目のピカチュウはなぜ電気を放つのかという身体構造の仕組みや、進化形であるライチュウと比較して、実際のバトルデータ上ではピカチュウとライチュウはどっちが強いのかという疑問も尽きません。さらに、普段は温厚でトレーナーに忠実なピカチュウが嫌いなものは何か、あるいはピカチュウのような電気ネズミも怒ることがあるのかといった感情面や習性についても、深く知りたいという声が多く聞かれます。
さらに驚くべきことに、開発秘話として「実はピカチュウはネズミじゃない」という有力な説があり、ではピカチュウは何の動物がモデルなのかという話題も再注目されています。ポケモン図鑑上は、初代から一貫して「ピカチュウはでんきタイプのねずみポケモン」と分類されていますが、雷や体色が黄色なのはなぜかというデザインの由来や、生物としてのピカチュウはうんちをどこでするのかといった生態に関する素朴な疑問、そして歴代シリーズを彩ってきた電気ネズミ一覧まで、この記事では専門的な視点と公式情報を交えて徹底的に解説します。
- ピカチュウが放つ「雷」の電圧と現実の自然界における雷エネルギーの比較について学べます
- ゲームデータに基づくピカチュウとライチュウの強さの違いや、進化させないメリットを理解できます
- 開発者が語るピカチュウのモデルとなった動物や、黄色いデザインに決定した背景を知ることができます
- 歴代シリーズに登場する「電気ネズミ」と呼ばれるポケモンたちの特徴を一覧で確認できます
ピカチュウと雷の能力と強さの秘密
- ピカチュウの雷は何ボルトですか?
- ピカチュウはなぜ電気を放つのか?
- ピカチュウとライチュウはどっちが強い?
- ピカチュウが嫌いなものは?
- 雷とピカチュウが黄色なのはなぜ?

ピカチュウの雷は何ボルトですか?
ピカチュウの代名詞とも言える技「10まんボルト」。この技名から、一般的に「ピカチュウの放つ電気は最大で10万ボルトである」と広く認識されています。しかし、この「10万ボルト」という数値がどれほどの威力なのか、そして現実世界の自然現象としての「雷」と比較してどうなのかを科学的に検証すると、非常に興味深い事実が見えてきます。
まず、私たちの生活に身近な電気と比較してみましょう。日本の家庭用コンセントの電圧は100ボルトです。つまり、ピカチュウの放つ10万ボルトは、家庭用電源の1,000倍にあたる極めて高い電圧です。これだけの電圧があれば、触れた瞬間に黒焦げになるほどの熱エネルギーや衝撃が発生し、通常の生物であればひとたまりもありません。
一方で、自然界で発生する本物の「雷」と比較するとどうでしょうか。
【現実の雷との比較】
気象庁等の観測データによると、自然界で発生する雷の電圧は、数千万ボルトから最大で1億ボルト以上に達するとされています。また、電流の強さも数千~数万アンペアという凄まじいエネルギーを持っています。
(出典:気象庁「雷の仕組みと身を守るために」)
このデータに基づくと、ピカチュウの「10まんボルト」は、自然界の雷(約1億ボルト)のわずか1000分の1程度の電圧ということになります。技名にある「かみなり」という大技を使ったとしても、自然現象そのものを再現しているわけではなく、あくまで「雷のような性質を持つ高電圧攻撃」であると解釈するのが科学的には妥当でしょう。
しかし、ここで一つの疑問が浮かびます。「なぜロケット団やサトシは、ピカチュウの電撃を何度も浴びているのに生存しているのか?」という点です。これには、電圧だけでなく「電流」と「時間」の関係が深く関わっています。
- 空気の壁: 電気を通しにくい空気を突き破って放電するには、1センチメートルあたり約3万ボルトの電圧が必要と言われています。ピカチュウから対象までの距離が離れるほど、到達する頃には電圧が大幅に減衰している可能性があります。
- 接触時間の短さ: アニメの描写などでは一瞬の放電であることが多く、致命的なエネルギーが体内を流れ続ける前に放電が終わっているため、命に別状がない(ただし強烈な痛みと痺れは伴う)と考えられます。
- アニメ的演出の補正: 感情が高ぶった際や、伝説のポケモンと対峙した際のピカチュウは、周辺の電気エネルギーを吸収して増幅させる描写もあり、瞬間的には10万ボルトを遥かに超える出力を発揮している可能性も否定できません。
結論として、ピカチュウの雷は「人間が作り出せる電圧としては驚異的だが、自然界の雷よりは制御された威力」であり、状況に応じて出力を調整できる高度な能力であると言えます。
ピカチュウはなぜ電気を放つのか?
かわいらしい外見のピカチュウが、なぜ危険な電気を放つことができるのでしょうか。その理由は、魔法や超能力ではなく、ピカチュウという生物が持つ特殊な身体構造と生理機能にあります。ポケモン図鑑の記述や生物学的な推論を組み合わせると、そのメカニズムが見えてきます。
まず、ピカチュウの最大の特徴である両頬の赤い丸い部分。これは単なる模様ではなく、「でんきぶくろ(電気袋)」と呼ばれる歴とした器官です。公式の設定では、この袋の中に電気を溜め込み、必要に応じて放出するとされています。
では、その電気はどこで作られているのでしょうか。現実世界に存在する「デンキウナギ」や「シビレエイ」などの発電生物を参考にすると、以下のような体内メカニズムが働いていると考えられます。
| プロセス | 推定されるメカニズム |
|---|---|
| 1. 発電 | 体内の筋肉細胞が変化してできた「発電板(発電細胞)」が直列に並んでおり、細胞膜を通してイオン(ナトリウムイオンやカリウムイオン)を出し入れすることで電位差を生み出し、電気を発生させます。 |
| 2. 蓄電 | 作られた電気エネルギーは、頬にある「電気袋」に送られ、コンデンサーのように蓄えられます。ピカチュウは特に眠っている間にこの発電・蓄電プロセスを活発に行うと言われています。 |
| 3. 放電 | 脳からの指令や感情の高ぶり(驚き、怒り)によって神経伝達物質が放出されると、電気袋の筋肉が収縮し、溜まった電気が一気に空気中へ放出されます。 |
また、ピカチュウにとって放電は攻撃手段であると同時に、健康維持やコミュニケーションのための生理現象でもあります。
【放電の重要性】
体内に電気が溜まりすぎると、ピカチュウ自身がストレスを感じたり、体調を崩したりすることがあります。そのため、定期的に放電して体内のエネルギーバランスを整える必要があります。時折、目的もなくパチパチと火花を散らしているのは、余分な電気を逃がしているサインかもしれません。
さらに、仲間同士で頬を寄せ合い、微弱な電気を流し合うことで挨拶や情報交換を行っているという生態も確認されています。つまり、ピカチュウにとって電気は、「武器」であり「言葉」であり「生命力そのもの」なのです。無闇に頬を触ると感電するのは、彼らにとって最も敏感で重要な器官を刺激してしまうからだと言えるでしょう。
ピカチュウとライチュウはどっちが強い?
ポケモンバトルにおいて、「進化前のピカチュウ」と「進化後のライチュウ」、どちらが強いのかという議論は長年続いています。これには「ゲームのデータ上の強さ」と「アニメや設定上の強さ」という2つの視点があり、それぞれ結論が異なります。
1. ゲームデータ(種族値)に基づく比較
ポケモンの基礎能力を示す「種族値」を比較すると、基本的には進化形であるライチュウの方が圧倒的に優れています。
| 能力 | ピカチュウ | ライチュウ | 比較結果 |
|---|---|---|---|
| HP(体力) | 35 | 60 | ライチュウが約1.7倍高い |
| 攻撃 | 55 | 90 | ライチュウが高い |
| 防御 | 40 | 55 | ライチュウが高い |
| 特攻 | 50 | 90 | ライチュウが圧倒的に高い |
| 特防 | 50 | 80 | ライチュウが高い |
| 素早さ | 90 | 110 | ライチュウがかなり速い |
| 合計 | 320 | 485 | ライチュウの圧勝 |
このように、素の状態であればライチュウの方が耐久力があり、素早く、技の威力も高いです。特に「素早さ110」という数値は、多くの激戦区のポケモンを上回る速さであり、先手を取って行動できる点で非常に有利です。
2. 専用アイテム「でんきだま」の存在
しかし、ピカチュウには専用の持ち物「でんきだま」が存在します。これをピカチュウに持たせると、「攻撃」と「特攻」の実数値が2倍になるという破格の効果が得られます。
「でんきだま」を持ったピカチュウの火力は、なんと伝説のポケモンにも匹敵するレベルに跳ね上がります!一撃の威力だけなら、アイテムを持てないライチュウを遥かに凌駕するのです。
ただし、「でんきだま」を持たせると他の防御系アイテム(「きあいのタスキ」など)を持てなくなるため、「攻撃されると一撃で倒される」というリスクを常に背負うことになります。対してライチュウはアイテムの自由度が高く、耐久調整もしやすいため、安定感があります。
3. アニメや設定における「強さ」の解釈
アニメ版では、サトシのピカチュウが、マチスのライチュウに対して「進化させずに勝つ」という展開が描かれました。ここでは、体が大きくなったライチュウはパワーはあるものの、ピカチュウならではの「スピード」や「小回り」、「覚えさせた技の多彩さ」で翻弄できるとされました。
結論として、「一撃のロマン火力を求めるならピカチュウ」「安定した強さと素早さを求めるならライチュウ」という使い分けが正解と言えます。どちらが強いかは、トレーナーの戦術次第で変わるのです。

ピカチュウが嫌いなものは?
普段は愛くるしく、トレーナーに懐いているピカチュウですが、明確に「嫌い」や「苦手」を示すものがいくつか存在します。これらを知ることは、ピカチュウというポケモンの性格や個性を理解する上で非常に重要です。
1. モンスターボールに入ること(閉所恐怖症説)
最も有名なのは、アニメのサトシのピカチュウに見られる「モンスターボール嫌い」です。旅の最初から、サトシがボールに戻そうとしても頑なに拒否し、常に肩に乗ったり後ろを歩いたりしています。 これにはいくつかの説があります。
- 閉所恐怖症説: 狭く暗いボールの中が本能的に怖いと感じている。
- パートナーとしての意識: 「道具として収納される」のではなく、「対等なパートナーとして常に同じ景色を見たい」という強い意志の表れ。
ゲーム版『ポケットモンスター ピカチュウ』や『Let’s Go! ピカチュウ』でも、この設定を踏襲して「後ろを付いて歩く」システムが採用されました。
2. 「かみなりのいし」による強制的な進化
多くのピカチュウ(特にアニメや漫画のメイン個体)は、進化の石を使われることを嫌がります。これは単に石が嫌いなのではなく、「自分の姿を変えてまで強さを手に入れたくない」「ピカチュウのままで強敵に勝ちたい」というプライドやアイデンティティの問題です。尻尾で石を弾き飛ばすシーンは、彼らの強い自尊心の象徴とも言えます。
3. 身体のデリケートな部分への接触
物理的な接触においても、嫌がるポイントがあります。
- 尻尾: バランスを取るための重要な器官であり、感覚も鋭敏なため、急に掴まれると反射的に攻撃してしまいます。
- 頬の電気袋: 前述の通り、電気を溜める重要な器官であり、ここを強くつねられたり撫でられたりすると、防衛本能で放電してしまうことがあります。
その他、アニメでは大好物の「ケチャップ」を奪われたり汚されたりした際に、烈火のごとく怒り狂い、涙を流して悲しむ姿も描かれています。好きなものへの執着が強い分、それを阻害されることが何よりも嫌いなのかもしれません。
雷とピカチュウが黄色なのはなぜ?
ピカチュウの体色が「黄色」であることには、単なる偶然ではない、計算されたデザイン上の理由があります。キャラクターデザインを担当したクリエイターのインタビューや公式情報から、その背景を探ると、当時のゲーム環境とターゲット層への深い配慮が見えてきます。
1. 雷(電気)属性のイメージカラーとして
最も直感的な理由は、ピカチュウが「でんきタイプ」であることです。人間は色彩心理的に「雷」「電気」「光」といったエネルギーを「黄色」で認識する傾向があります。 また、黄色と黒(耳の先や背中の模様)の組み合わせは、踏切や工事現場で見られるような「警戒色(注意喚起色)」でもあり、「触ると危険(感電する)」というキャラクターの性質を視覚的に伝える効果も果たしています。
2. 子供たちへの視認性とアピール
株式会社ポケモンの開発秘話によると、デザイン段階で「子供たちが遠くから見てもすぐに認識できる色」として黄色が選ばれました。黄色は進出色・膨張色であり、実際の大きさよりも大きく、近くに見える効果があります。
【色の競合を避けた戦略】
当時、子供向けの人気キャラクターには赤や青、ピンクなどが多く使われていました(例:スーパーマリオの赤、ドラえもんの青、カービィのピンクなど)。そこで、他の人気キャラクターと色が被らない「黄色」をメインカラーにすることで、キャラクターとしての独自性と存在感を際立たせる狙いがあったと語られています。
(参考:株式会社ポケモン 採用情報「プロジェクトストーリー」等における開発秘話)
3. ゲームボーイの画面制約
初代『ポケットモンスター 赤・緑』が発売されたゲームボーイの画面は、モノクロ(白黒の4階調)でした。白黒のドット絵で表現した際、黄色は「白に近い明るい色」として表現され、黒い耳の先や背中の縞模様とのコントラストがはっきりと出ます。 この「白黒画面でもキャラクターのシルエットや特徴が潰れずに判別しやすい」というハードウェア上の制約も、シンプルな配色決定の一因となったと考えられます。
このように、ピカチュウの黄色は「属性の表現」「他キャラとの差別化」「ハードウェアへの適応」という3つの課題を同時に解決する、完璧なデザインカラーだったのです。
ピカチュウは雷を操るネズミじゃない?
- ピカチュウはネズミじゃない?何の動物か
- 電気ネズミのピカチュウは怒るって本当?
- ピカチュウはでんき・ねずみポケモン
- ピカチュウのうんちはどこでするの?
- ピカチュウ以外の電気ネズミ一覧

ピカチュウはネズミじゃない?何の動物か
「ピカチュウ=ネズミ」というイメージは世界中で定着していますが、実はピカチュウのモデルとなった動物はネズミではありません。この衝撃的な事実は、ピカチュウの生みの親であるデザイナー・にしだあつこ氏の証言によって明らかになりました。
開発当時のインタビューによると、にしだ氏は当時「リス」を飼いたいと思っており、その愛らしい動きやフォルムに夢中になっていました。そのため、ピカチュウのデザインには、ネズミではなくリスの特徴が色濃く反映されています。
【リスをモデルにした具体的なパーツ】
- 頬袋(ほおぶくろ): リスが木の実や餌を溜め込むために頬を膨らませる様子から着想を得て、「電気を溜める袋」としてデザインされました。ネズミにはこれほど目立つ頬袋はありません。
- 尻尾の動き: リスのふさふさした大きな尻尾が動く様子を、電気タイプらしくアレンジして「稲妻型の尻尾」にしました。
では、なぜ「ねずみポケモン」として世に出ることになったのでしょうか。 それは、名前の響きが原因でした。にしだ氏が電気の「ピカ」という音に、可愛らしい響きとして「チュウ」を付け足して「ピカチュウ」と名付けたところ、これを聞いたプランナーの田尻智氏などが「チュウ=ネズミの鳴き声」と連想し、最終的に「ねずみポケモン」として分類・設定されることになったのです。
つまり、「デザインのモデルはリス」だが、「名前の響きから後付けでネズミと分類された」というのが真相です。初期のデザイン案では、大福のような丸い生き物に耳が生えただけの生き物だった時期もあり、そこから徐々にリスの要素が加わり、現在の姿に洗練されていきました。
電気ネズミのピカチュウは怒るって本当?
いつもニコニコしていて、愛嬌たっぷりのピカチュウ。「電気ネズミ」という愛称からも温厚な小動物をイメージさせますが、彼らも生き物であり、当然ながら怒りの感情を持っています。むしろ、野生動物としての警戒心は非常に強く、安易に近づく者には容赦ない攻撃を加えます。
ピカチュウが怒る主な理由は、「恐怖」「痛み」「縄張り意識」の3つに大別されます。
1. 身体への不快な接触による怒り
前述の通り、頬の電気袋や尻尾は非常に敏感な急所です。子供が不用意に尻尾を引っ張ったり、頬を強くつねったりすると、ピカチュウは反射的に激怒し、最大出力で放電します。これは「嫌がらせ」ではなく、自分の身を守るための正当防衛に近い行動です。
2. 群れや仲間を守るための怒り
野生のピカチュウは森の奥で群れを作って生活していることがあります。外敵が縄張りに侵入したり、仲間のピチューなどが危険に晒されたりすると、群れ全体で帯電し、一斉に雷を落として撃退しようとします。この時のピカチュウたちの表情は、かわいらしさとはかけ離れた、野生生物の険しい形相になります。
3. ストレスによる生理的なイライラ
ポケモン図鑑には「両頬の電気袋に電気が溜まりすぎると、ストレスを感じる」といった記述が見られます。人間がお腹が空いたり寝不足だったりするとイライラするように、ピカチュウも「帯電過多」の状態では怒りっぽくなります。 尻尾を地面に叩きつけて放電したり、木を焦がしたりしている時は、怒っているというよりは、生理的なストレスを発散している状態に近いかもしれません。
ピカチュウが「ピカーッ!」と甲高い声で鳴きながら頬から火花を出している時は、かなり機嫌が悪いサインです。そんな時は無理に触ろうとせず、距離を取ってそっとしておいてあげるのが賢明なトレーナーの対応ですよ。
ピカチュウはでんき・ねずみポケモン
デザインのモデルがリスであったとしても、公式のポケモン図鑑における分類は、初代『赤・緑』から最新作に至るまで一貫して「ねずみポケモン」です。この分類は、ピカチュウのアイデンティティとして揺るぎないものになっています。
生物学的な分類(モチーフ)と、ポケモン図鑑上の分類の違いについて整理してみましょう。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 図鑑分類 | ねずみポケモン | コラッタやサンドと同じ分類。 |
| タイプ | でんき | 地面技が弱点、電気・飛行・鋼技に耐性。 |
| 英語名 | Pikachu | 世界共通名称。 |
| 生物学的モデル | リス(Pikaはナキウサギの意味もあるが関係ない) | 英語で「Pika」はナキウサギを指すが、これは偶然の一致とされる。 |
この「でんき・ねずみ」という組み合わせは、ポケモンの歴史において非常に重要な意味を持ちます。なぜなら、ピカチュウの大ヒット以降、新しい地方(シリーズ)が登場するたびに、必ずと言っていいほど「電気タイプ」で「小動物(ネズミやリスなど)」をモチーフにしたポケモンが登場する伝統が生まれたからです。
これらはファンの間で「電気ネズミ枠(ピカチュウ枠)」と呼ばれており、ピカチュウが確立した「小さくてかわいくて強い」というコンセプトは、その後のポケモンデザインに多大な影響を与え続けています。
ピカチュウのうんちはどこでするの?
生物としてのリアリティを追求すると、避けて通れないのが「排泄」に関する疑問です。インターネット上の検索キーワードでも「ピカチュウ うんち どこ」「ポケモン トイレ事情」といったワードは意外なほど多く検索されています。公式のアニメやゲームでピカチュウがトイレに行くシーンが描かれることはまずありませんが、生物学的な観点から考察すると、その答えは明確です。
まず、ポケモンたちは明確に「食事」をします。ゲーム内では「きのみ」を食べたり、キャンプで「カレー」を喜んで食べたり、ポフィンやポロックといったお菓子を摂取する描写が頻繁に登場します。生物がエネルギーを摂取し、代謝を行っている以上、消化と排泄という生理現象は不可避です。
【図鑑記述からのヒント】
ポケモン図鑑には「硬い木の実を電撃で焼いて柔らかくしてから食べる」という記述があります。これは消化を助けるための知恵とも捉えられ、彼らが消化器官を持っていることの裏付けになります。
では、具体的にどこで用を足しているのでしょうか。以下の2つのパターンが考えられます。
1. 野生のピカチュウの場合
森や草原に生息する野生のピカチュウは、他の野生動物と同様に、生活圏内の決まった場所や、茂みの中などで排泄していると考えられます。彼らの排泄物は自然界に還り、植物の肥料となって森の生態系を循環させているはずです。
2. トレーナーと暮らすピカチュウの場合
サトシのピカチュウのように人間と生活を共にしている個体は、ある程度のしつけがされている可能性があります。現実の犬や猫がトイレの場所を覚えるように、知能の高いピカチュウも「決められたトイレスペース」を理解していると考えて間違いないでしょう。
アニメで描かれないのは、あくまで「夢やかわいらしさ」を守るための演出上の配慮です。しかし、生き物として世話をするトレーナーたちは、きっと毎日のトイレ掃除や片付けも愛情を持って行っているはずですね。
つまり、「画面には映らないが、見えないところでちゃんとトイレをしている」というのが、ポケモンの世界における暗黙の了解であり、生物としてのリアリティなのです。

ピカチュウ以外の電気ネズミ一覧
ピカチュウの世界的なヒットを受けて、その後の『ポケットモンスター』シリーズでは、新しい地方(世代)が登場するたびに、ピカチュウの系譜を受け継ぐ「電気タイプの小動物ポケモン」が必ず登場するようになりました。これらはファンの間で通称「電気ネズミ枠」や「ピカチュウ枠」と呼ばれ、各地方のマスコットとして愛されています。
彼らの多くは「頬に電気袋を持つ」というピカチュウとの共通点を持っていますが、モデルとなる動物や持っている能力はそれぞれ個性的です。歴代の電気ネズミたちを一覧で紹介します。
| 世代・地方 | ポケモン名 | モデル・特徴 |
|---|---|---|
| 第1世代 (カントー) | ピカチュウ ライチュウ | すべての始まりである元祖ねずみポケモン。モデルはリス。進化すると力強いライチュウになる。 |
| 第2世代 (ジョウト) | ピチュー | ピカチュウの進化前。まだ電気をうまく制御できず、自分の電気で驚いてしまうことがある。 |
| 第3世代 (ホウエン) | プラスル マイナン | ウサギのような長い耳を持つ「おうえんポケモン」。ダブルバトルで真価を発揮し、仲間を応援する。 |
| 第4世代 (シンオウ) | パチリス | 明確に「リス」がモチーフ。白い体に水色のラインが特徴。世界大会で大活躍し、伝説的な強さを見せたことでも有名。 |
| 第5世代 (イッシュ) | エモンガ | 「モモンガ」がモチーフ。「ひこう」タイプを併せ持ち、地面技が無効という独自の強みを持つ。 |
| 第6世代 (カロス) | デデンネ | ハムスターやヤマネに似た姿。「フェアリー」タイプを併せ持つ。アンテナのようなヒゲで電波を送受信する。 |
| 第7世代 (アローラ) | トゲデマル | 「ハリネズミ」がモチーフ。丸い体にトゲを隠し持つ。「はがね」タイプを併せ持ち、防御面が優秀。 |
| 第8世代 (ガラル) | モルペコ | 「モルモット」がモチーフ。空腹になると見た目と性格が凶暴化する「はらぺこもよう」にフォルムチェンジする二面性が特徴。 |
| 第9世代 (パルデア) | パモ (パモット・パーモット) | 久しぶりに3段階進化する電気ネズミ。「かくとう」タイプが追加され、電気ショックだけでなく掌打(物理攻撃)も得意とする。 |
これらのポケモンは、ポケモン公式図鑑(出典:株式会社ポケモン「ポケモンずかん」)においても、それぞれ異なる生態や能力が詳細に記録されています。
特に第4世代のパチリスは、ポケモンの世界大会(WCS2014)の決勝戦において、最強クラスのドラゴンタイプやバンギラスといった強力なポケモンたちの攻撃を耐え抜き、優勝に貢献したことで「白い悪魔」「パチリスさん」などと呼ばれ、「見た目がかわいいだけのポケモンではない」ことを世界に証明しました。
このように、ピカチュウから始まった電気ネズミの系譜は、単なるマスコットの枠を超え、バトル環境やポケモンの生態系に彩りを与える重要な存在として受け継がれているのです。
ピカチュウと雷の関係のまとめ
- ピカチュウの「10まんボルト」は家庭用電源の1000倍だが自然界の雷よりは電圧が低い
- 頬にある赤い「電気袋」は眠っている間に発電し電気を溜め込む重要な器官である
- ゲームのステータス上は進化形のライチュウが強いが「でんきだま」があれば火力は逆転する
- アニメの設定などでは進化させずにスピードと技で戦うスタイルが尊重されている
- ピカチュウはモンスターボールに入ることや進化の石を使われることを嫌う傾向が強い
- 雷や電気をイメージさせる黄色い体色は子供への視認性と他キャラとの差別化のため採用された
- デザインの正式なモデルはネズミではなく「リス」であり頬袋や尻尾に名残がある
- 名前の響きから「ねずみポケモン」に分類されたがモデルとは異なる
- 温厚なイメージがあるが頬や尻尾を乱暴に触られると激しく怒り放電する
- 食事をする生物である以上、描写はなくとも見えない場所で排泄を行っている
- ピカチュウの系譜を継ぐ「電気ネズミ枠」のポケモンが各世代に必ず登場している
- パチリスのように見た目のかわいさと実戦的な強さを兼ね備えた電気ネズミもいる
- ピカチュウの雷は攻撃手段であると同時に挨拶や感情表現のツールでもある
- 過剰な電気を溜め込むとストレスになるため定期的な放電が必要である
- ピカチュウは単なるキャラクターではなく複雑な生態設定を持つ「生き物」として描かれている
