ポケモンの世界を冒険していると、ふとポケモンカントー地方モデルは現実世界のどこにあたるのか気になったことはありませんか。多くのトレーナーがカントー地方はどこの国ですか?という素朴な疑問を抱きますが、シリーズが進むにつれてフランスが舞台のカロス地方のモデルとなった国はどこですか?といった海外の地域に関する問いと比較されることも多くなりました。また、初代から親しまれているカントー地方の出身ポケモンは?という話題や、テーマパークに関連してポケモンカントーは日本にもありますか?と検索されることも増えています。
この記事では、シリーズの原点であるカントーから最新作に至るまでのポケモン地方モデルの秘密に徹底的に迫ります。隣接するポケモンジョウト地方モデルとの地理的な関係性や、歴代のポケモン地方モデル一覧も網羅的に解説します。多くのポケモン地方モデル日本の地域がモチーフになっていますが、今回は特にポケモンカントー地方地図とカントー地方地図現実の場所を詳細に照らし合わせてみましょう。さらに、ファンの間で噂されるポケモン中国地方モデルの可能性や、DLCで話題となったポケモン地方モデル東北地方との関連についても詳しく触れていきます。
- カントー地方のモデルとなった現実の場所や地図との対比がわかる
- 歴代シリーズの全地方モデルとモチーフになった国や地域を一覧で把握できる
- ゲーム内のマップと現実の地理との共通点や興味深い違いを発見できる
- 日本の中国地方や東北地方がポケモンの舞台としてどう扱われているか知れる
## ポケモンカントー地方モデルの全貌
- カントー地方はどこの国ですか?
- ポケモンカントーは日本にもありますか?
- ポケモンカントー地方地図と現実
- カントー地方の出身ポケモンは?

カントー地方はどこの国ですか?
結論から申し上げますと、カントー地方のモデルは日本そのもの、具体的には日本の「関東地方」です。ゲーム内の地名が示す通り、現実の関東地方(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県)に加え、一部静岡県(中部地方)の要素が含まれていると考えられています。
1996年に発売された初代『ポケットモンスター 赤・緑』の舞台として登場したこの地方は、当時のゲームボーイの容量制約や表現の限界がありながらも、現実の関東平野の特徴を巧みに取り入れて構築されました。発売当初は単に「カントー」と呼ばれることは少なかったものの、続編となる『ポケットモンスター 金・銀』において、西隣にある「ジョウト地方」が登場したことで、明確に「カントー地方」という名称が定着し、区別されるようになりました。
この地方が日本の関東をモデルにしている最大の理由は、ポケモンの生みの親であるゲームフリークの田尻智氏自身の体験にあります。田尻氏は少年時代、東京都町田市の野山や森で昆虫採集に熱中しており、その経験が「ポケモンを捕まえて集める」というゲームコンセプトの原点となりました。そのため、主人公が旅立つマサラタウンや、序盤に訪れるトキワの森といった場所には、田尻氏がかつて見ていた町田市周辺の原風景や自然環境が色濃く反映されていると言われています。
地理的な広がりと「ナナシマ」
リメイク作品である『ファイアレッド・リーフグリーン』では、カントー地方の南に位置する諸島として「ナナシマ」が追加されました。このナナシマは、現実の伊豆諸島(伊豆大島、新島、神津島、三宅島など)や小笠原諸島(父島、母島など)をモデルとしており、カントー地方という枠組みが、現実の東京都の島嶼部まで含めた広い範囲をカバーしていることを示しています。
また、ゲーム内の地理関係を見ても、中央に大都市(ヤマブキシティ=東京)があり、その周囲に衛星都市や自然豊かな場所が配置されている構造は、首都圏のドーナツ化現象や都市構造をデフォルメして表現したものと言えるでしょう。このように、カントー地方は単なる架空の土地ではなく、開発者たちの思い出と現実の日本の地理が融合して生まれた、非常に思い入れの深い場所なのです。
ポケモンカントーは日本にもありますか?
「ポケモンカントー」という言葉を聞いたとき、ゲームの中の話だけでなく、現実世界に存在する施設やテーマパークを思い浮かべる方もいるかもしれません。実際、その期待に応えるかのような大型プロジェクトが進行しています。東京都稲城市にある遊園地「よみうりランド」内にて、自然豊かなエリアでポケモンと触れ合えるエンターテインメント事業「ポケパーク カントー」の計画が発表されています。
このプロジェクトは、株式会社ポケモンと株式会社よみうりランドが共同で設立した「合同会社ポケパーク・カントー」によって運営される予定です。発表されたコンセプトによると、よみうりランドが位置する多摩丘陵の豊かな自然環境を活かし、世界中のポケモンファンが「ポケモンを感じ、国・地域・言葉の壁を超えて楽しめる空間」をプロデュースするとされています。
よみうりランドがある多摩丘陵は、まさにカントー地方の原点とも言える場所に近いエリアです。ゲームの世界観をリアルに体験できる場所として、現実の「カントー(関東)」に「ポケパーク カントー」ができるのは、ファンにとって非常に感慨深いですね!
多摩丘陵は、開発者の田尻智氏が少年時代を過ごした地域とも重なる部分があり、まさに「ポケモンの原点」とも言える聖地です。そのような場所に、ゲームの「カントー地方」の名を冠した施設が作られることは、単なるテーマパーク建設以上の意味を持っています。かつての『赤・緑』を遊んだ世代から、最新作を楽しむ子供たちまで、世代を超えて「カントーの森」を現実に体験できる場所になることが期待されています。
また、施設としてのカントーだけでなく、現実の関東地方各地には「ポケふた」と呼ばれるポケモンの絵が描かれたマンホールが多数設置されています。例えば、マサラタウンのモデルとされる町田市には初代御三家(フシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメ)のマンホールが設置されており、これらは自治体と株式会社ポケモンが協力して進めている地域振興策の一環です。
公式情報へのリンク
ポケパーク カントーの設立に関する詳細や理念については、株式会社ポケモンの公式ニュースリリースでも確認することができます。
(参照:株式会社ポケモン「合同会社ポケパーク・カントー」設立に関するお知らせ)
このように、ゲームの舞台としてのモデルという意味でも、リアルなエンターテインメント施設や地域活性化の取り組みという意味でも、カントーは日本という現実に深く根付き、拡張し続けています。
ポケモンカントー地方地図と現実
ゲーム内のポケモンカントー地方地図と、現実のカントー地方地図現実を比較すると、非常に興味深い一致点と相違点が見えてきます。一般的には、現実の地図をそのまま採用している部分と、ゲーム的な都合や冒険の順路に合わせて位置がアレンジされている部分が混在しています。ここでは、主要な都市やダンジョンについて、そのモデル地と地理的な考察を詳しく解説します。
| ゲーム内の地名 | モデルとして有力な現実の場所 | 特徴・考察・備考 |
|---|---|---|
| マサラタウン | 東京都町田市 / 静岡県下田市 | 田尻智氏の出身地である町田市説が有力。ポケふたの設置状況からも裏付けられるが、地図上の位置(半島の先端)で見ると伊豆半島の下田市とも重なる。 |
| トキワシティ | 神奈川県箱根町 / 静岡県三島市 | 町田市には「常盤」という地名が存在するが、地理的な位置関係では箱根や三島市付近に相当する。緑豊かな導入の街。 |
| ニビシティ | 群馬県前橋市 | 巨大な「ニビ科学博物館」があることから、旧・高尾自然科学博物館や科学館のある都市がイメージされている。石の街という設定は群馬の岩山を連想させる。 |
| ハナダシティ | 栃木県宇都宮市 | 北関東の主要都市。「ハナダの洞窟」は、独特な地下空間を持つ大谷石地下採掘場跡がモデルとの説が根強い。 |
| クチバシティ | 神奈川県横浜市 / 千葉県千葉市 | 地図上の形状では千葉県千葉市付近だが、港湾都市としての機能、豪華客船、外国人居留地の雰囲気などは横浜市(横浜港・横須賀港)がモデル。 |
| シオンタウン | 茨城県牛久市 | ポケモンの霊を祀る「ポケモンタワー」のモデルとして、世界最大級の立像である牛久大仏(牛久浄苑)が挙げられることが多い。 |
| タマムシシティ | 東京都新宿区 / 町田市 | デパートやゲームコーナーが立ち並ぶ大都会。多摩ニュータウンや新宿といった繁華街がモデル。田尻氏が買い物をした町田駅前の繁華街という説も。 |
| ヤマブキシティ | 東京都心(千代田区・中央区) | カントー地方の中心地。高層ビルが並び、リニアの駅(東京駅・品川駅相当)があるビジネス街。4つの地下通路が交差する交通の要衝。 |
| グレンじま | 伊豆大島 | 活火山(三原山)がある島。ゲーム内でも火山島として描かれ、『金・銀』では噴火によって地形が変わる描写がある。 |
| セキチクシティ | 千葉県富津市 / 館山市 | 房総半島に位置する。サファリゾーンのモデルとしては、富津市のマザー牧場などがイメージソースとして挙げられることが多い。 |

クチバシティのモデル論争:千葉か横浜か?
ファンの間で長年議論されてきたのが、「クチバシティは千葉なのか横浜なのか」という問題です。ゲーム内のタウンマップを現実の関東地方に重ねると、クチバシティの位置は明らかに千葉県千葉市周辺(東京湾の東側)に該当します。しかし、街の設定や雰囲気は神奈川県横浜市や横須賀市(東京湾の西側)を強く意識させます。
この謎に対する一つの答えとして、2023年に横浜で開催された「ポケモンワールドチャンピオンシップス(WCS)」の公式プロモーション動画があります。この動画内では、ゲーム内のクチバシティの看板が映し出された直後に現実の横浜の風景へと切り替わる演出がなされており、公式としてもクチバシティのイメージモデルは横浜であるという解釈を強く示唆しました。つまり、地図上の位置(千葉)と、都市の性格やモデル(横浜)は、ゲーム構成上の都合で意図的に分離されていると考えられます。
その他の興味深い地理的対応
サイクリングロード: 東京湾アクアラインや国道16号線、あるいは町田市と相模原市の境を流れる境川のサイクリングロードがアイデアの源泉と言われています。
ふたごじま: 位置的には江の島などが近いですが、伊豆諸島の新島と式根島(かつて繋がっていたとされる)をモデルにしているという説もあります。
おつきみやま: 群馬県の名峰、赤城山が位置的に該当します。
このように、カントー地方は現実の地図をベースにしつつも、開発者の思い出の場所や、ゲームとしての面白さを優先した配置換えが行われた、現実と空想が入り混じった魅力的な世界なのです。
カントー地方の出身ポケモンは?
カントー地方を故郷とするポケモン、いわゆる「第1世代」のポケモンは全部で151匹存在します(図鑑No.001のフシギダネからNo.151のミュウまで)。これらのポケモンは、後のシリーズでも「カントーのすがた」や「原種」として特別な存在として扱われることが多く、世界中で愛されています。
カントー地方のポケモンたちのデザインには、一つの大きな特徴があります。それは、「現実の動物や植物、無機物を比較的ストレートにモチーフにしている」という点です。例えば、ポッポ(鳩)、コラッタ(ネズミ)、アーボ(蛇)、パウワウ(アザラシ)など、現実世界の生き物の特徴を色濃く残しつつ、モンスターとしての愛らしさや格好良さを加えたデザインが多く見られます。これは、当時の開発コンセプトが「昆虫採集」や「身近な生き物の収集」にあったことを強く反映しています。
| 分類 | 代表的なポケモン | 特徴 |
|---|---|---|
| 御三家 | フシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメ | プレイヤーが最初に選ぶ3匹。草、炎、水という基本タイプを象徴し、進化ごとの変化がわかりやすいデザイン。 |
| 伝説のポケモン | フリーザー、サンダー、ファイヤー | 「伝説の三鳥」と呼ばれる。氷、電気、炎を司り、自然現象そのものを具現化したような存在感を持つ。 |
| 最強の遺伝子 | ミュウツー | 幻のポケモン「ミュウ」の遺伝子を組み替えて作られた人工的なポケモン。科学技術が発展したカントー(シルフカンパニーやグレン研究所)ならではの存在。 |
| 幻のポケモン | ミュウ | 全てのポケモンの先祖と言われる。当初はデータ上にのみ存在する隠しキャラだったが、その神秘性が人気を博した。 |
また、シリーズの象徴であるピカチュウ(図鑑No.025)も、このカントー地方出身のポケモンです。トキワの森で稀に出現するピカチュウを必死に探したトレーナーも多いことでしょう。さらに、カントー地方には「リージョンフォーム(アローラのすがた、ガラルのすがた等)」を持たない、オリジナルの姿のポケモンたちが生息しており、彼らは後の世代の基準点としても機能しています。
環境面で見ると、カントー地方は平野が多く、森林、洞窟、海、火山、無人発電所といったバリエーション豊かなフィールドが存在します。それぞれの環境に適応した生態系が描かれており、例えば工業地帯に近い「コイル」や「ベトベター」、化石から復元された「オムナイト」や「カブト」など、場所とポケモンの結びつきが非常に強いのもカントー地方の特徴と言えるでしょう。
## ポケモンカントー地方モデルと他地方
- ポケモン地方モデル一覧を解説
- ポケモン地方モデルは日本が中心?
- ポケモンジョウト地方モデルの詳細
- ポケモン中国地方モデルの可能性
- ポケモン地方モデルに東北は含む?
- カロス地方のモデルとなった国はどこですか?

ポケモン地方モデル一覧を解説
ポケモンシリーズは25年以上の長い歴史の中で、日本国内だけでなく世界各地をモデルに冒険の舞台を広げてきました。各地方は、モデルとなった国や地域の気候、文化、建築様式、さらには神話や伝承までもがゲーム内に巧みに取り入れられています。以下は、歴代の主な地方とそのモデルとなった現実の場所の詳細な一覧です。
| 世代 | 地方名 | モデルとなった国・地域 | 特徴・反映された要素 |
|---|---|---|---|
| 第1世代 | カントー地方 | 日本:関東地方・中部地方の一部 | 大都会と自然の調和。サイエンスや遺伝子研究の施設が多い。 |
| 第2世代 | ジョウト地方 | 日本:近畿地方・中部地方(東海)・四国の一部 | 歴史と伝統。寺社仏閣風の建物や舞妓、古都の雰囲気が強い。 |
| 第3世代 | ホウエン地方 | 日本:九州地方・沖縄県 | 豊かな海と火山。自然との共生がテーマで、南国情緒がある。 |
| 第4世代 | シンオウ地方 | 日本:北海道・樺太(サハリン)・国後島 | 雪深い北の大地。神話や宇宙の創造にまつわる伝説が残る。 |
| 第5世代 | イッシュ地方 | アメリカ:ニューヨーク州(マンハッタンなど) | 多種多様な文化の融合。摩天楼、巨大な橋、エンターテインメント。 |
| 第6世代 | カロス地方 | フランス:北フランス地方 | 美しさと芸術。ファッション、カフェ文化、宮殿などの西洋建築。 |
| 第7世代 | アローラ地方 | アメリカ:ハワイ諸島 | 島巡りと独自の試練。南国のリゾート感と独自の生態系(リージョンフォーム)。 |
| 第8世代 | ガラル地方 | イギリス:グレートブリテン島 | 産業革命とスポーツ。スタジアム文化や騎士道精神、工業地帯。 |
| 第9世代 | パルデア地方 | スペイン・ポルトガル(イベリア半島) | 大航海と探求。アカデミー、オープンワールドの広大な自然、美食。 |
モデル情報の解釈について
これらのモデル情報は、開発者インタビュー、ゲーム内の地図形状、ランドマークの類似性、公式ガイドブックの記述などを総合してファンやメディアが分析したものがベースになっています。公式が明言しているもの(カロス、ガラル、アローラなど)もあれば、形状から推測されているもの(ホウエン、シンオウなど)もありますが、いずれも現実の文化をリスペクトしつつ、独自のファンタジーとして再構築されています。
ポケモン地方モデルは日本が中心?
一覧を見てわかる通り、シリーズ初期の第1世代(赤・緑)から第4世代(ダイヤモンド・パール)までは、すべて日本国内の地域がモデルとなっています。開発拠点である日本を舞台に選んだことは自然な流れであり、関東(カントー)、関西(ジョウト)、九州(ホウエン)、北海道(シンオウ)と、日本の主要な島々や地域を北から南まで網羅してきました。
この「日本モデル時代」の特徴として、新幹線(リニア)や和風建築、日本の四季や風土に根差したイベント(お祭り、花火など)が多く描かれている点が挙げられます。また、地理的な位置関係も現実の日本地図をある程度踏襲しており、例えばシンオウ地方(北海道)がカントー(関東)の北に位置するといった設定も見受けられます。
転機となったのは2010年発売の第5世代『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』です。ここで初めて舞台が海外(アメリカ・ニューヨーク)のイッシュ地方へと移りました。これは、ポケモンが世界的なコンテンツへと成長し、多様な人種や価値観を表現する必要性が出てきたためとも言われています。以降、第6世代以降はフランス、ハワイ、イギリス、スペインと世界各地を旅するようになりました。
しかし、海外が主流になっても日本的な要素が完全に消えたわけではありません。例えば、シンオウ地方を過去の時代設定で描いた『Pokémon LEGENDS アルセウス』のヒスイ地方では、日本の明治・大正期やアイヌ文化を彷彿とさせる要素が色濃く描かれました。また、後述するDLCなどでも日本への回帰が見られ、開発陣の「日本というルーツ」への敬意は変わらず持ち続けられています。
ポケモンジョウト地方モデルの詳細
カントー地方の西側に隣接しているのがジョウト地方です。ジョウト地方のモデルは近畿地方(関西地方)を中心としており、東海地方や四国の一部も含まれています。カントー地方が「現代的な都市と科学」を象徴する場所であるのに対し、ジョウト地方は「歴史と伝統、古い言い伝え」が息づく場所として対比的に描かれています。
具体的な都市のモデルを見ていくと、その特徴がより鮮明になります。
- コガネシティ(大阪府大阪市): ラジオ塔(通天閣など)や百貨店、地下街があり、関西弁のような言葉を話すキャラクターも登場する活気ある商業都市。
- エンジュシティ(京都府京都市): 舞妓さんがいたり、歴史的な塔(スズの塔=東寺・金閣寺など)があったりと、古都の風情が色濃い街。
- キキョウシティ(奈良県奈良市): 古い塔(マダツボミの塔=興福寺・法隆寺など)や修学旅行生のようなトレーナーが見られる。
- タンバシティ(徳島県鳴門市周辺): 海を隔てた場所にあり、渦潮(うずまきじま=淡路島周辺の鳴門の渦潮)を超えた先にある街。
- アサギシティ(兵庫県神戸市): 港町としての風情や、灯台(ポートタワー)がシンボルとなっている。
特筆すべきは、カントーとジョウトが「シロガネやま」を境に陸続きで繋がっている点です。このシロガネやまは、位置的にも日本最高峰という設定からも、現実の富士山がモデルであることは疑いようがありません。また、二つの地方を結ぶ交通手段としてリニアモーターカーが登場しますが、これも現実の中央新幹線構想(東京~大阪間)を先取りしたような設定となっており、カントーとジョウトが一つの巨大な経済圏(現実の東海道メガロポリス)を形成していることを示唆しています。
ポケモン中国地方モデルの可能性
日本の主要な地域の中で、本編シリーズ(ポケットモンスター赤・緑~スカーレット・バイオレット)のメイン舞台としてまだ明確に採用されていないのが「中国地方」や「四国地方(単独)」です。ファンの間では「次は中国・四国地方が舞台になるのでは?」という期待の声も常に上がっています。
しかし、本編以外の派生作品(外伝)に目を向けると、実は既にこれらの地域をモデルとした地方が登場しています。
フィオレ地方(ポケモンレンジャー)
ニンテンドーDSで発売されたアクションゲーム『ポケモンレンジャー』の舞台である「フィオレ地方」は、地形や地名から岡山県、兵庫県西部、香川県(小豆島)などがモデルであると言われています。例えば、「フォルシティ」の時計台が赤穂城を連想させる点や、小豆島に相当する位置に島がある点などが根拠とされています。瀬戸内海の穏やかな気候や島々の風景が、ゲーム内の世界観にも反映されています。
ランセ地方(ポケモン+ノブナガの野望)
シミュレーションゲーム『ポケモン+ノブナガの野望』に登場する「ランセ地方」は、非常にユニークな形状をしています。一見すると幻のポケモン「アルセウス」の姿を模した形に見えますが、地図全体のシルエットをよく観察すると、四国地方の形に酷似していることが指摘されています。戦国時代をテーマにした作品であるため、日本の特定の地域をベースにしつつも、ファンタジー要素を強く押し出したデザインになっていると考えられます。
空白地帯の今後
本編シリーズにおいて、中国地方(広島、岡山、山口、島根、鳥取)をメインに据えた地方はまだ登場していません。厳島神社や鳥取砂丘、出雲大社など、ポケモン映えしそうなロケーションが多数存在するため、将来的に日本回帰が行われた際の有力な候補地の一つと言えるでしょう。
ポケモン地方モデルに東北は含む?
長い間、東北地方をモデルとした明確な舞台は本編シリーズには登場していませんでしたが、第9世代『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の有料追加コンテンツ(DLC)「ゼロの秘宝」の前編・碧の仮面にて、ついにその空白が埋まりました。それが「キタカミの里」です。
このキタカミの里のモデルは、日本の東北地方、特に岩手県北上市周辺であると推測されています。その根拠は多岐にわたります。
- 地名の一致: 「北上(きたかみ)」という名称が岩手県北上市と完全に一致します。
- 伝承と文化: ストーリーの中核をなす「鬼」の伝説は、北上市に伝わる伝統芸能「鬼剣舞(おにけんばい)」や、東北各地に残る鬼の伝承を強く意識しています。
- 風景と特産品: 一面に広がる田園風景や、特産品として描かれるリンゴ(東北はリンゴの主要産地)などが、東北の原風景を思わせます。
- 地理的な示唆: キタカミの里には「白河(福島県白河市を示唆?)」を越えてやってきたというような記述や、シンオウ地方(北海道)とは海を隔てているが交流があるような描写が見られます。
また、里にある「てらす池」や「恐れ穴」といったスポットは、青森県の恐山や宇曽利湖をモチーフにしているとも考えられ、岩手県だけでなく青森県など北東北の要素もミックスされているようです。
ちなみに、外伝作品『ポケモンレンジャー バトナージ』に登場する「アルミア地方」についても、地図の形状から北海道の渡島半島(函館周辺)と青森県北部(下北半島・津軽半島)を合わせた地域がモデルになっているとされています。このように、東北地方は本編・外伝を含めて、神秘的で自然豊かな場所としてポケモンの世界に組み込まれています。
カロス地方のモデルとなった国はどこですか?
第6世代『ポケットモンスター X・Y』の舞台であるカロス地方のモデルとなった国はフランスです。これは、ゲームフリークの増田順一氏が自身のブログやインタビューで、開発のためにフランスへ取材旅行に行ったことを明言しており、公式の設定として広く知られています。
カロス地方の最大の特徴は「美しさ」をテーマにしている点です。フランスの芸術、ファッション、建築文化がゲーム全体のアートワークに反映されています。中心都市である「ミアレシティ」は、現実のパリがモデルとなっており、以下のような共通点があります。
- プリズムタワー: 街の中心にそびえ立つジムのある塔は、エッフェル塔そのものです。
- ミアレ美術館: 多くの絵画が飾られているこの施設は、ルーブル美術館を彷彿とさせます。
- 街の構造: 中心から放射状に道が伸びる街路設計は、凱旋門を中心としたパリの都市計画と一致します。
- カフェ文化: 街の至る所にカフェがあり、人々がテラスでお茶を楽しむ様子はフランスの日常風景です。
また、都市部だけでなく、郊外にもフランスの要素が散りばめられています。例えば、セキタイタウンにある列石群は、フランス・ブルターニュ地方にある世界最大級の巨石遺跡「カルナック列石」がモデルとされています。さらに、カロス地方の北東部は寒冷な気候として描かれていますが、これもフランス北部の気候や地形的特徴を反映したものです。
イギリスとの関係性
カロス地方(フランス)と、その後の第8世代で登場したガラル地方(イギリス)は、現実の地理と同様に海峡(ドーバー海峡にあたるアズール湾など)を挟んで近隣に位置している設定が示唆されています。両地方間には歴史的な戦争があったという背景設定も、英仏の歴史をモチーフにしていると考えられます。
まとめ:ポケモンカントー地方モデル
- カントー地方のモデルは日本の「関東地方」および一部の中部地方(静岡県など)である
- マサラタウンは東京都町田市、トキワシティは神奈川県箱根や静岡県三島市などが有力なモデル地である
- クチバシティは地図上では千葉県の位置だが、港町としての設定や公式動画からは横浜市がモデルとされる
- シオンタウンのポケモンタワーは茨城県の牛久大仏がモチーフとされるなど、地域のランドマークが反映されている
- カントー地方は第1世代(赤・緑・青・ピカチュウ)の舞台であり、シリーズの原点である
- カントー出身のポケモンは全151匹で、御三家やミュウツー、ピカチュウなどが含まれる
- 西隣には近畿地方をモデルとしたジョウト地方があり、シロガネやま(富士山)を越えて陸続きで繋がっている
- 第1世代から第4世代までは日本国内(関東、関西、九州、北海道)がモデルとなっていた
- 第5世代のイッシュ地方(ニューヨーク)から舞台は海外へ広がり、多様な文化が取り入れられるようになった
- カロス地方のモデルはフランスで、パリをイメージしたミアレシティやカルナック列石などが登場する
- アローラ地方はハワイ、ガラル地方はイギリス、パルデア地方はスペイン・ポルトガルがモデルである
- 日本の東北地方は「キタカミの里」としてDLCで登場し、鬼剣舞や恐山などの要素が取り入れられた
- 外伝作品のフィオレ地方は岡山県や香川県など、中国・四国地方の一部をモデルにしている
- 現実のよみうりランドには「ポケパーク カントー」が開業予定であり、リアルな体験施設として期待されている
- ゲーム内の地図と現実の地図を比較・考察することで、開発者のこだわりや新しい発見を楽しむことができる