アニメ「ポケットモンスター 無印」編には、時代を超えて語り継がれる多くの名作エピソードが存在します。そもそもポケモン 無印編とは何か、その魅力の原点に触れつつ、ジョウト編の中でも特に印象的な第175話「ポケットモンスター ニャース と ブルー と グランブル」というエピソードに注目します。この話では、第124話から続いていたニャース ブルーの奇妙な関係が、ついに大きな転機を迎えることになります。ところで、ロケット団のニャースについて、ニャースは喋れる? ニャースの性別は? ポケモンのニャースの飼主は誰ですか? ニゃースの好物は? といった、彼のキャラクターに関する基本的な疑問を持つ方も多いでしょう。また、ポケモン ブルー アニメでの一途な(?)活躍や、ポケモン ブルー トレーナーであるカネヨさんの驚くべき変化も見どころです。この記事では、前話にあたるポケモン イミテの再登場回(第174話)や、同じジョウト編のポポッコ くさ ポケモンバトル(第181話)、ノコッチはのこっちない!?(第194話)といった関連エピソードの空気感にも触れながら、ニャースとブルーの物語の結末を詳しく解説していきます。
- アニメ無印175話「ニャースとブルーとグランブル!?」のあらすじ
- ロケット団ニャースの基本情報(言葉、性別、飼主など)
- ブルーとトレーナー「カネヨ」の関係性の変化
- ニャースとブルーの因縁と、その結末
アニメ「ポケットモンスター ニャース と ブルー と グランブル」の概要
- ポケモン 無印編とは
- ポケットモンスター 無印 第175話のあらすじ
- 関連エピソード:ポケモン イミテ
- ニャースは喋れる?
- ニャースの性別は?

ポケモン 無印編とは
アニメ「ポケットモンスター 無印編」とは、1997年4月1日に放送が開始され、2002年11月14日まで続いた、記念すべきアニメ第1シリーズの通称です。現在まで続く長いアニメポケモンの歴史のまさに原点であり、アニメ「ポケットモンスター」公式サイトでも、この初期シリーズは「ポケットモンスター」として区分されています。
このシリーズは、主人公サトシがマサラタウンから旅立つゲームボーイソフト『赤・緑』をベースにした「カントー編」から始まり、アニメオリジナルのエピソードが展開される「オレンジ諸島編」、そして『金・銀』の舞台であるジョウト地方を冒険する「ジョウト編(金銀編)」までの、全275話(欠番を除く)で構成されています。
ロケット団のムサシ・コジロウ・ニャースがレギュラーの敵役として確立し、サトシの仲間としてカスミやタケシ(オレンジ諸島編ではケンジ)が登場するなど、現在まで続くアニポケの基礎を築いたシリーズと言えます。今回注目する「ニャースとブルーとグランブル!?」は、この長編シリーズの終盤、「ジョウト編」の第59話(シリーズ通算175話)にあたります。
無印編の主な構成と放送期間
- カントー編(第1話 – 第81話):1997年〜1999年
- オレンジ諸島編(第82話 – 第117話):1999年
- ジョウト編(金銀編)(第118話 – 第275話):1999年〜2002年
ポケットモンスター 無印 第175話のあらすじ
物語は、サトシたちが森の中で特徴的な赤いリボンをつけたポケモン「ブルー」を発見するところから始まります。サトシたちは、このブルーが以前出会った(第124話)大金持ちであるカネヨのポケモンだとすぐに確信します。
森の道を進んでいくと、カネヨの召使いが倒れているのを発見します。そして、そこに現れたのは、以前の豪華絢爛なドレス姿とはすっかり変わり果てた、非常にたくましい姿のカネヨでした。なんと彼女は、屋敷を飛び出してしまった愛するブルーを探すために、召使い一人だけを連れて旅を続け、野生的なサバイバル生活を送っていたのです。
その頃、当のブルーはロケット団と遭遇し、相変わらずニャースの尻尾に噛みつくことに強い執着を見せていました。しかし、度重なる受難に耐えかねたニャースから、ついに「おミャーなんか、大っ嫌いだニャ!!」と本気で拒絶されてしまいます。思い人(?)からの強烈な拒絶にショックを受けたブルーは、ロケット団に捕獲されてしまいますが、ニャースに振られた怒りと悲しみ、そして自分を助けようとしないロケット団への怒りから、ついに「グランブル」へと進化を遂げるのです。
最終的に、グランブルに進化したブルーは、ロケット団を撃退した後、自分を必死に守ろうとしたカネヨの深い愛情を再確認します。そして、今度こそ自分の意志でカネヨの元へと正式に戻り、彼女のパートナーとして共に帰っていくことになりました。
関連エピソード:ポケモン イミテ
第175話「ニャースとブルーとグランブル!?」の一つ前のエピソード(第174話)にあたるのが、「めざせメタモンマスター! イミテふたたび!!」です。
このエピソードでは、カントー編第37話「メタモンとものまねむすめ」で登場した、変身が得意な(はずの)少女「イミテ」が再登場します。カントー編での彼女のメタモンは、変身しても顔だけがメタモンのままという弱点がありましたが、ジョウト編での再登場時には、その弱点をすっかり克服し、完璧な変身を見せつけます。
しかし、完璧に変身できるようになった反面、今度は自分の意思とは関係なく変身してしまうという新たな悩みを抱えていました。ロケット団が本物のピカチュウと、イミテのメタモンが変身したピカチュウの両方を捕獲しようと企む中、サトシたちとイミテが協力して事件を解決します。無印編では、このように過去に登場したキャラクターが再登場し、その後の成長や新たな一面を見せることも大きな魅力の一つでした。
ニャースは喋れる?
結論から言うと、ロケット団のニャースは人間の言葉を極めて流暢に話せます。(参照:ニャース|ポケモンずかん)に記載されている通り、ニャースは本来「ニャーニャー」と鳴くだけですが、ロケット団のニャースは全くの別格です。これはニャースという種族の能力ではなく、彼が過去に行った特別な努力の結果です。
この衝撃的な過去は、無印編第70話「ニャースのあいうえお」で詳しく語られています。
ニャースが言葉を覚えた理由
ニャースはかつて、ある屋敷で飼われていたメスのニャース「マドンニャ」に恋をしました。しかし、マドンニャは「人間だったら好きになれるかも」とニャースをあしらいます(実際は方便でした)。その言葉を真に受けたニャースは、人間になるため、血の滲むような猛特訓の末、人間の言葉と二足歩行を習得しました。
悲しい恋の結末と代償
しかし、人間の言葉を覚えてマドンニャに再度アタックした結果は、「人の言葉が話せるだけのニャース」「気持ち悪い」とバッサリ振られてしまいました。この失恋がきっかけでグレてしまい、ロケット団に入団することになります。さらに、言葉を覚えるためにポケモンの能力の大半を使ってしまった結果、「ねこにこばん」や他の新しい技を覚える能力を失ってしまったとされています。
この過去があるため、彼はポケモンでありながら人間の言葉を流暢に話し、他のポケモンの言葉を人間に通訳するという、アニメシリーズ全体を通して非常に重要な役割を担っています。

ニャースの性別は?
ロケット団のニャースの性別は「オス(♂)」です。
これは、前述の「マドンニャ(メス)」に恋をしたエピソード(無印70話)や、第175話で「ブルー(メス)」に一方的に好意を寄せられる(追いかけ回される)描写からも明らかです。
彼は作中でもたびたび他のメスポケモンに恋をする描写があり、そのたびに失恋を繰り返すのがお約束のパターンとなっています。
補足:ニャオニクスとの違い
ゲーム『ポケットモンスター X・Y』以降、「ニャースの性別は?」という検索に関連して、オスメスで姿が大きく異なる「ニャオニクス」というポケモンが話題になることがあります。しかし、ニャオニクスは「ニャスパー」の進化形であり、ロケット団の「ニャース」とは全く別のポケモンです。ロケット団のニャースは、あくまでもカントー地方のニャース(オス)です。
「ポケットモンスター ニャース と ブルー と グランブル」の主要キャラ
- ポケモンのニャースの飼主は誰ですか?
- ニャースの好物は?
- ポケモン ブルー アニメでの活躍
- ポケモン ブルー トレーナーのカネヨ
- ニャース ブルーの奇妙な関係

ポケモンのニャースの飼主は誰ですか?
ロケット団のニャースは、ムサシやコジロウと常に行動を共にしていますが、厳密には彼らの「手持ちポケモン」ではありません。つまり、特定の飼主(トレーナー)はいない、野生のポケモンと同じ扱いです。
彼はロケット団の「団員」として入団しており、ムサシ、コジロウとは同僚でありパートナーという対等な関係を築いています。このため、トレーナーにゲットされているわけではなく、モンスターボールにも入らず、常に外に出て行動しています。『ベストウイッシュ』編では、一時的にロケット団をクビになったフリをしてサトシたちと同行した際、アイリスにゲットされそうになりましたが、本人がモンスターボールを拒否していました。
サカキ様との関係とペルシアンへの嫉妬
ニャースはロケット団のボスであるサカキに認められ、寵愛を受けることを夢見ています。初期には「サカキ様のペット」の座を、サカキが溺愛する「ペルシアン」と争っていると一方的に思い込んでいました。しかし、実際にはサカキは最初からペルシアンしかペットとして見ておらず、ニャースは寵愛を受けていなかったことが後に判明します。このため、ニャースは自身の進化形であるペルシアンに対して、激しい嫉妬とライバル心を抱いています。
ニャースの好物は?
アニメや関連情報では、ニャースの好物についていくつか言及があります。彼の人間らしい性格を反映してか、猫らしからぬ食べ物も好むようです。
| ニャースの好物(とされるもの) | 備 考 |
|---|---|
| 月見そば | 関連データベース(MARC)に記載があります。 |
| がんもどき | アニメ内で言及されることがある好物の一つです。 |
| キャットフード | 特に高級なものを好む描写があります。 |
| チーズやミルク | 乳製品も好物とされています。 |
また、彼は「光って丸いもの」や「月」が大好きという設定もあり、これは「ねこにこばん」を覚えられないことへの憧憬とも、単なる猫としての習性とも取れます。有名なエンディングテーマ「ニャースのうた」でも、月に向かってギターを弾きながら歌う姿が描かれています。
ポケモン ブルー アニメでの活躍
アニメにおけるブルーは、ジョウト編の第124話「ブルーのかれいなせいかつ!?」で初登場しました。この回は、ブルーというポケモンのキャラクター性を深く掘り下げた重要なエピソードです。
彼女はトレーナーであるカネヨの元で、非常に贅沢な暮らしを送っていました。しかし、過保護な生活を心の底から嫌い、もっと自然の中で自由に遊びたい、バトルがしたいと願っていました。高級なポケモンフーズよりも、タケシが残り物で作った普通のおにぎりを喜んで食べるなど、庶民的な一面を見せます。
このエピソードの終盤、ロケット団との騒動の中でロケット団のニャースの尻尾に噛みついたところ、その感触がいたく気に入ってしまいます。これが全ての始まりであり、以降、カネヨの屋敷を脱走してまでニャースを追いかけ回すようになります。
その後も第135話「だいパニック!キマワリコンテスト!!」、第146話「ソーナンスとポケモンこうかんかい!!」、第149話「プリンVSブルー!」と、ジョウト編の各地で度々登場し、ニャースを見つけては愛情表現(=噛みつき)をするという行動を繰り返していました。
ポケモン ブルー トレーナーのカネヨ
カネヨは、ブルーのトレーナーであり、桁外れに裕福な大富豪の女性です。初登場の第124話では、ブルーを溺愛するあまり、温室で育て、高級な食事を与えるなど、ブルーの気持ちを無視した過保護な飼い方をしていました。ブルーが何を求めているのかを全く理解していませんでしたが、サトシたち、特にポケモンの気持ちを重んじるタケシからの厳しい進言を受け、少しずつ考えを改めていきます。
そして第175話で再登場した際、彼女は視聴者に強烈なインパクトを与えました。なんと、屋敷を飛び出して行方不明になった愛するブルーを探すため、召使い一人だけを連れて広大な世界を旅に出ていたのです。
服はボロボロ、靴も履かずに裸足で移動し、顔には汚れが。しかしその体つきは非常にたくましくなっていました。かつての優雅な姿は見る影もありません。この変貌こそが、彼女が本気でブルーを愛し、心配していた何よりの証拠と言えます。
ニャース ブルーの奇妙な関係
ニャースとブルーの関係は、ブルーの一方的な好意(と、ニャースが受け取る暴力的な愛情表現)で成り立っていました。
ブルーにとって、ニャースの尻尾に噛みつくことは最大の愛情表現のつもりでした。しかし、噛みつかれるニャースにとっては迷惑千万、ただの苦痛でしかありません。毎回本気で噛まれて痛い目に遭わされるため、ニャースはブルーのことを次第に「恐怖の対象」として嫌うようになります。
初登場時(124話)で噛まれた時は、ニャースもまんざらではない様子で照れていました。しかし、それが何度も続いた結果、175話の時点では完全にトラウマとなっており、ブルーの姿を見るだけで怯えるようになっていました。
そして第175話、ついにニャースの我慢が限界に達し、ブルーに対して「大っ嫌いだ!」と本心からの拒絶を突きつけます。思い人(?)に本気で嫌われた(とブルーが認識した)ショックと怒りが引き金となり、ブルーはグランブルへと進化しました。
この「進化」は、ニャースへの幼い執着からの卒業を意味していました。グランブルに進化したことで、ニャースへの(逆恨みも含めた)執着は断ち切られ、自分を命がけで守ってくれたトレーナー・カネヨとの本当の絆を選び、共に帰るという感動的な結末を迎えました。
ポケットモンスター ニャース と ブルー と グランブルの魅力
- 第175話はジョウト編(金銀編)の第59話にあたるエピソード
- 第124話で初登場した大富豪カネヨのポケモン「ブルー」が再登場する
- ニャースの尻尾を気に入ったブルーがニャースを執拗に追いかける
- ブルーのトレーナーであるカネヨの衝撃的な変貌ぶりが最大の見どころ
- カネヨはブルーを探すために財産を顧みず旅に出て野生児のようになっていた
- ニャースがブルーの愛情表現(噛みつき)を「大嫌い」と本気で拒絶する
- ニャースに振られたショックと怒りでブルーがグランブルに進化する
- グランブルに進化したことでカネヨとの本当の絆を取り戻す感動回
- ニャースが人間の言葉を話せるのは過去の悲しい失恋がきっかけ
- ニャースは特定のトレーナーがいないロケット団の「団員」である
- ニャースの性別はオス(♂)でブルー(グランブル)の性別はメス(♀)である
- この関係性は第124話から複数回にわたって描かれてきた
- 前話(174話)はカントー編のイミテとメタモンが再登場する回だった
- ポケモン無印編はカントー・オレンジ・ジョウトの3編からなる総称である
- ニャースとブルーの長かった因縁に決着がつくシリーズの重要な回である
