ポケモンBWはなぜ不人気?理由と売上やストーリーを徹底解説

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「ポケモンBWは不人気作だった」という噂を耳にして、その真相や具体的な理由、そして実際にポケモンBWの売上はどのくらいだったのかと疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。本作は、シリーズの中でも特に挑戦的な要素が多く詰め込まれた意欲作です。発売から何年まえの作品になるのか、登場するポケモンの総数はいくつなのかといった基本的なデータから、舞台となったポケモンBWのモデルはどこですかという背景設定まで、徹底的に掘り下げて解説します。

シリーズの中でもポケモンBWは異質な存在として知られていますが、その背景にはポケモンBWのストーリーが重いという評価や、一部のプレイヤーからBWのストーリーはひどいと言われてしまう構造的な理由があります。しかし、その内容を深く考察すると、ポケモンBWは大人向けの奥深いテーマ性を持っており、続編であるポケモンブラック2を含めて、現在では「名作」として再評価されている側面も強くあります。

  • ポケモンBWが発売された当時の時代背景や、公式データに基づく具体的な売上実績
  • なぜシリーズファンの間で不人気と言われてしまったのか、その具体的な原因と理由
  • 「正義の対立」を描いたストーリーのテーマ性や、新ポケモンのみが登場する仕様への賛否
  • 続編となるBW2で大幅に改善されたシステムや、評価が劇的に変化したポイント
目次

ポケモンBWが不人気と言われる作品データ

  • ポケモンBWは何年まえに発売された?
  • ポケモンBWのモデルはどこですか?
  • ポケモンBWの売上は?歴代と比較
  • ポケモンBWの総数は?新種のみの挑戦
  • シリーズでもポケモンBWは異質な存在

ポケモンBWは何年まえに発売された?

『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』(以下BW)は、ニンテンドーDS用ソフトとして2010年9月18日に日本国内で発売されました。現在(2020年代半ば)から振り返ると、およそ15年以上まえの作品ということになります。この時期は、ニンテンドーDSシリーズが爆発的に普及し、携帯ゲーム機市場が成熟しきっていたタイミングでもありました。

本作は、第5世代と呼ばれるシリーズの完全新作として登場しました。発売当時は、インターネット環境の普及に合わせて「Cギア」と呼ばれる通信機能が搭載され、すれちがい通信やWi-Fiコネクション(当時の名称)を利用した遊びが大幅に強化されたことが大きな話題となりました。また、シリーズで初めて「漢字モード」が導入されたことも特筆すべき点です。これにより、従来のひらがな表記のみのテキストから、大人でも読みやすい漢字交じりの文章を選択できるようになり、ターゲット層を子供だけでなく大人にも広げようとする制作側の意図が強く感じられる作品となりました。

さらに、ゲーム内には「春夏秋冬」の季節システムが導入されました。現実の1ヶ月がゲーム内の1つの季節に対応し、季節によってマップの景色が変わるだけでなく、出現するポケモン(シキジカなど)やBGM、行ける場所までもが変化するという凝った仕様でした。発売から長い年月が経過していますが、ドット絵で描かれたポケモンの表現技術が極限まで高められた作品でもあり、戦闘中に絶えず動き続けるポケモンのアニメーションや、ダイナミックなカメラワークは、今なお多くのファンの記憶に鮮烈に刻まれています。当時の技術の粋を集めた演出は、現在の3Dグラフィックとはまた違った味わい深さを持っています。

当時のニンテンドーDS市場は非常に成熟しており、多くのユーザーが手に取りやすい環境が整っていた時期でもありました。BWはDSソフトとして史上最速で500万本を突破するなど、発売直後の勢いは凄まじいものがありました。

ポケモンBWのモデルはどこですか?

イッシュ地方のモデルとなっているのは、アメリカ合衆国のニューヨーク州です。これまでのシリーズ(カントー、ジョウト、ホウエン、シンオウ)がいずれも日本国内の北海道や九州などの地域をモチーフにしていたのに対し、BWではシリーズの歴史上初めて、日本国外(海外)が舞台として選ばれました。これは「新しさ」を追求するBWのコンセプトを象徴する設定の一つです。

開発者へのインタビューや公式資料などによると、多様な人種や文化が混ざり合う場所として、ニューヨークがモデルに選ばれたとされています。ゲーム内でもその要素は色濃く反映されており、例えば大都会である「ヒウンシティ」はマンハッタンのような摩天楼が立ち並び、ビジネスマンたちが忙しなく行き交う様子が描かれています。このヒウンシティの路地裏や港の雰囲気は、まさにニューヨークの街並みを彷彿とさせるものです。

また、イッシュ地方には「スカイアローブリッジ」という巨大な橋が登場しますが、これはブルックリン橋をモチーフにしていると言われています。さらに、幻のポケモンであるビクティニと出会うことができる「リバティガーデン島」は、自由の女神像があるリバティ島がモデルであることは明白です。このように、マップの随所にニューヨーク州の特徴的なランドマークが取り入れられています。そして、この「異文化の交差点」という舞台設定こそが、本作のメインテーマである「多種多様な価値観の衝突」や「ポケモンと人間の共存」という物語の核心に深くリンクしているのです。単なる背景設定にとどまらず、ストーリーのテーマを補強するために舞台が選ばれている点も、BWの作り込みの深さを物語っています。

ポケモンBWの売上は?歴代と比較

インターネット上の一部では「BWは不人気だったから売れなかった」という噂が囁かれることがありますが、実際の公式データを確認すると、ポケモンBWは紛れもない大ヒット作品であることが分かります。任天堂が公開している販売実績データによると、全世界での累計販売本数は1,564万本を記録しています。

この1,564万本という数字は、単体のゲームソフトとしては驚異的な記録であり、歴代のポケモンシリーズの中でも非常に高い水準を維持しています。しかし一方で、前作にあたる「ダイヤモンド・パール」と比較すると、若干数字が減少していることも事実です。客観的な視点から、主要なシリーズ作品との比較を行ってみましょう。

作品名発売年全世界累計販売本数
ダイヤモンド・パール2006年1,767万本
ブラック・ホワイト2010年1,564万本
ルビー・サファイア2002年1,622万本

(出典:任天堂株式会社「ゲーム専用機販売実績 発売済みの主な任天堂ソフト」)

表を見ると、前作「ダイヤモンド・パール」から約200万本ほど減少していることが分かります。これにはいくつかの要因が考えられます。一つは、発売当時にニンテンドーDSというハードウェア自体のライフサイクルが終盤に差し掛かっていたことです。次世代機であるニンテンドー3DSの足音が近づいている時期でもありました。また、国内市場においては前作のダイヤモンド・パールがあまりにも爆発的なヒットを記録したため、その反動があったとも考えられます。

しかし、それでも1,500万本を超えるセールスを記録している事実は揺るぎません。「売上が低いから不人気」という評価は誤りであり、むしろ世界中の多くのユーザーにプレイされ、愛された作品であるといえます。数字の減少は市場環境の影響も大きく、作品の質そのものが否定された結果ではないことを理解しておく必要があります。

ポケモンBWの総数は?新種のみの挑戦

ポケモンBWの最大の特徴であり、発売当時に最も大きな賛否両論を巻き起こしたのが、「エンディングを迎えるまで、フィールドには新ポケモンしか登場しない」という大胆な仕様です。イッシュ地方で新たに追加されたポケモンの総数は156種類にのぼります。

この「156種類」という数字は、シリーズの原点である初代「赤・緑」の151匹を超える数であり、一度のソフトで追加された新ポケモンの数としては歴代最多です。開発陣は「すべてのプレイヤーに、初めてマサラタウンを出たときのようなワクワク感を味わってほしい」という意図から、あえてピカチュウやコイキングといった馴染み深い既存のポケモンを排除し、見たこともないポケモンだけが草むらから飛び出してくる環境を作り上げました。タイプ相性や進化の条件が全く分からない手探りの冒険は、確かに新鮮な驚きを提供しました。

しかし、この仕様は諸刃の剣でもありました。ピカチュウなどの人気ポケモンが冒険の途中で一切出現しないため、古くからのファンやライトユーザーの中には「知らないポケモンばかりで愛着がわきにくい」「デザインが奇抜すぎて馴染めない」と感じる方も少なくありませんでした。

特に、ゴミ袋をモチーフにした「ダストダス」や、アイスクリームのような見た目の「バイバニラ」などは、そのユニークすぎるデザインから、一部で「ポケモンらしくない」という批判の対象になることもありました。既存の枠組みを壊そうとする開発側の熱意と、安心感を求めるユーザー心理との間にギャップが生まれたことが、BWの評価を複雑にしている一因と言えるでしょう。

シリーズでもポケモンBWは異質な存在

ここまで解説したデータの通り、BWは歴代のポケモンシリーズの中でも極めて「異質」かつ「挑戦的」な作品として位置づけられています。伝統を守ることよりも、変革を起こすことに重きを置いた作品でした。

  • 舞台設定の革新:シリーズ初の海外(ニューヨーク)をモデルにした大都市。
  • ポケモンの刷新:殿堂入りまで既存ポケモンを一切出現させない徹底ぶり。
  • キャラクター設定の深化:ジムリーダーがジムの経営以外に「本業」を持っている設定(例:サンヨウシティの3兄弟はソムリエ、シッポウシティのアロエは博物館館長、ヒウンシティのアーティは芸術家など)が強調され、世界観にリアリティを持たせた。
  • ストーリーの構造:従来の「バッジを集めてチャンピオンを目指す」という王道よりも、敵組織との思想的対立に主軸を置いたシリアスで哲学的な展開。

さらに、ゲームシステム面でも、技マシンが使い捨てではなく何度でも使える仕様に変更されたり、ポケモンセンターの中にフレンドリィショップが統合されたりと、利便性を高めるための大きな変更が行われました。これらの要素は、シリーズのマンネリ化を防ぎ、「新しい時代のポケモン」を作るために必要な挑戦でした。

しかし、このあまりにも大きな変化の連続が、「従来のポケモンらしさ」や「変わらない良さ」を求める層にとっては強い違和感となりました。「自分の知っているポケモンと違う」という戸惑いが、一部でネガティブな評価に繋がり、「不人気」というレッテルの一因となってしまったと考えられます。BWは、シリーズの転換点として、強烈な個性を放つ作品なのです。

ポケモンBWが不人気なのはストーリーのせい?

  • BWのストーリーはひどいという意見
  • ポケモンBWのストーリーは重いテーマ
  • ポケモンBWは大人向けの内容なのか
  • 続編のポケモンブラック2で評価は変化

BWのストーリーはひどいという意見

インターネット上の掲示板やレビューサイトなどで「BWのストーリーはひどい」あるいは「好きになれない」という意見が見られることがありますが、その主な理由として挙げられるのは、ストーリー展開の「押し付けがましさ」や、マップ構成の「極端な一本道」に対する不満です。

BWのイッシュ地方のマップは、六角形の形をしていますが、ゲームの進行ルートはほぼ完全な一本道になっています。これまでのシリーズにあったような、複雑なダンジョンを探索したり、次はどこに行けばいいのか悩んだりする「冒険の迷い」がほとんど排除されています。これはストーリーをテンポよく進めるための設計でしたが、探索を好むプレイヤーからは「やらされている感が強い」「ただレールの上を歩かされているようだ」という批判を招くことになりました。

「次はここへ行け」「あそこでイベントがあるぞ」とキャラクターに頻繁に指示される感覚が強く、自分の意思で広大な世界を冒険している実感が薄れてしまったという声も多かったようです。

また、ライバルであるチェレンやベル、そして謎の青年Nといったキャラクターたちが、頻繁に主人公の前に現れては哲学的な問いかけや自分語りをするシーンが多く挿入されます。これに対し、「もっと自由に旅をさせてほしい」「説教臭い会話イベントが多くて疲れる」と感じるプレイヤーもいました。RPGとしての自由度よりも、開発側が見せたい物語の演出が優先されていると感じられた点が、一部のユーザーにとって「ひどい」という評価に繋がってしまった要因と考えられます。

ポケモンBWのストーリーは重いテーマ

BWのストーリーにおける最大のテーマは「理想と真実」、そして衝撃的な「ポケモンの解放」です。物語の敵役として登場するプラズマ団は、従来のような「世界征服」や「金儲け」を目論む単純な悪党ではありません。「人間が勝手にモンスターボールに閉じ込めてポケモンを使役するのは間違っている」「ポケモンを人間から解放し、自由にすべきだ」という、ある種正論とも取れる主張を掲げてプレイヤーの前に立ちはだかります。

この設定は、プレイヤーに対して「今まで自分が楽しんできたポケモンバトルは、実は虐待だったのではないか?」という、ゲームの根幹を否定しかねない根本的な問いを投げかけるものでした。これまでのシリーズでは疑う余地もなく「ポケモンと人間はパートナーであり友達」という前提がありましたが、BWではその前提そのものを揺るがす重いテーマが真正面から描かれました。

特に、プラズマ団の王であるNは、ポケモンの声を聞くことができ、純粋にポケモンの幸せを願う存在として描かれます。彼との対話は常にシリアスで、善悪の境界線が曖昧になるような葛藤を生み出します。週末にリラックスして楽しくファンタジーの世界に浸りたいと考えていたプレイヤーや、子供たちにとって、このシリアスで考えさせられる展開は「重すぎる」「暗い」と感じられた可能性があります。エンディング直前の展開も、従来のチャンピオン戦とは全く異なる異例の流れとなっており、その衝撃的な結末もまた、賛否が分かれる大きなポイントとなりました。

ポケモンBWは大人向けの内容なのか

前述の通り、BWが扱うテーマは非常に哲学的であり、単純な勧善懲悪では片付けられない複雑さを持っています。そのため、当時の子供たちよりも、むしろ大人向けのストーリーであると評価されることが近年増えています。

物語の核となる人物「N(エヌ)」は、隔離された環境で偏った教育を受けて育った、いわば「純粋培養」された存在です。彼は数学的な思考を持ち、早口で独自の理論を展開しますが、主人公との旅を通じて自分の信じていた「理想」や「真実」が世界の全てではないことを知り、苦悩し、成長していきます。また、幼馴染のチェレンは「強さとは何か」を追い求める中で迷走し、ベルは「自分は何ができるのか」という才能の限界と向き合うなど、各キャラクターが抱える悩みも非常にリアルで人間臭いものです。

「正義とは何か」「異なる価値観を持つ者同士がどう共存するか」というテーマは、社会に出て様々な葛藤を経験した大人になってからプレイし直すことで、より深く心に響く内容となっています。実際に、発売当時は難解だと感じていたプレイヤーが、大人になってから再プレイし「こんなに深い話だったのか」と評価を改めるケースも少なくありません。BWは、子供向けの皮を被りながらも、大人の鑑賞に堪えうる文学的な側面を持った作品と言えるでしょう。

続編のポケモンブラック2で評価は変化

ポケモンBWの評価を語る上で欠かせないのが、2年後の世界を描いた正統続編、『ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2』(以下BW2)の存在です。2012年に発売されたBW2により、BWシリーズ全体の評価は劇的に向上しました。BW2は単なるマイナーチェンジ版ではなく、前作で不満点として挙げられていた部分を徹底的に分析し、大幅に改善した作品だったからです。

BW2での主な改善点と評価ポイント

  • ポケモンの多様化:冒険の序盤から、リオル、メリープ、ガーディといった人気の旧ポケモンが登場するように変更され、旅のパーティ構築の自由度が飛躍的に上がりました。
  • 圧倒的なやり込み要素:歴代のジムリーダーやチャンピオンと戦える「PWT(ポケモンワールドトーナメント)」や、映画撮影を楽しめる「ポケウッド」など、クリア後も長く遊べるコンテンツが充実しました。
  • マップの拡張と変化:新たな街や道路が追加され、冒険のルートも一新されました。一本道感が解消され、探索の楽しさが復活しました。
  • 物語の完結:前作で旅立ったNや、それぞれの道を歩み始めたチェレンやベルの「その後」が描かれ、BWから続く物語が見事に完結します。

BW単体では「投げっぱなし」や「極端すぎる」と感じられた部分も、BW2という解答編とセットでプレイすることで、一つの壮大なサーガとして完成します。特にPWTでの歴代キャラとの共演は、シリーズファンへの最高のファンサービスとして絶賛されました。「BWがあったからこそBW2の名作ぶりが際立つ」という見方も広がり、BW2の完成度の高さが、結果として前作BWの挑戦的な姿勢を再評価させるきっかけとなりました。現在では、BWとBW2はセットで語られるべき名作として、多くのファンの支持を集めています。

まとめ:ポケモンBWは不人気ではない

  • 発売は2010年9月で、現在は発売から15年以上が経過した作品である
  • 舞台のモデルはアメリカのニューヨーク州であり、多様性の象徴となっている
  • 累計売上は1564万本を記録しており、数字上は間違いなく大ヒット作品である
  • 殿堂入りまで新ポケモンのみが登場する仕様は、新鮮さと違和感の両方を生んだ
  • シリーズ初の海外舞台やドット絵の進化など、異質な要素が多く詰め込まれている
  • マップが一本道である点や、イベント過多な進行に不満の声があった
  • 「ポケモンの解放」という重くシリアスなテーマが、プレイヤーの間で賛否を呼んだ
  • 勧善懲悪ではない哲学的な内容は、大人向けのストーリーとして再評価されている
  • 続編のBW2で、旧ポケモンの登場やシステム面が大幅に改善・洗練された
  • BW2にはPWTなどの豊富なやり込み要素があり、ファンサービスが充実している
  • BWとBW2を続けてプレイすることで、物語の伏線が回収され真に完結する
  • 重要人物であるN(エヌ)のキャラクター性と苦悩が、物語に深みを与えている
  • BWでの挑戦的な試みは、その後のシリーズの進化にも多大な影響を与えている
  • 「不人気」という声は、変革期におけるファンの戸惑いや反発による側面も大きい
  • 現在は、ストーリーの深さや対戦環境の面白さから名作として愛されている
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