最近、ポケモンの通信交換機能を楽しんでいると、突然見知らぬ人から不審なポケモンが送られてきて不安になることってありますよね。とくに親名(OT)が「diego」となっているポケモンの改造データが世界中で大量に出回っているようで、それをどうやって見分ければいいのか、万が一受け取ってしまったときの安全な逃がし方、そして自分の大切なアカウントが巻き添えでBAN(利用停止)されてしまうのではないか……といった対策について気になっている方も多いかなと思います。
通信交換は本来、見知らぬプレイヤー同士が絆を深めたり、図鑑を埋めたりするための本当に素晴らしい機能です。しかし、一部の悪意ある人々によってそのシステムが汚染されているのも事実です。今回は、こうした不正なデータの実態や、私たちが安全にポケモンというゲームを遊び続けるために絶対に知っておくべきポイント、具体的な自己防衛策について徹底的にまとめてみました。
- GTSやマジカル交換に潜む不正データの実態と経済的背景
- 改造ポケモンを正確に見分けるための具体的なチェックポイント
- 意図せず受け取ってしまった場合の安全な逃がし方やアイテム処分手順
- 大会での厳しいペナルティ基準や現実の法律面での重大なリスク
ポケモンのdiego改造の正体と危険性
- GTSやマジカル交換での流通
- RMT業者による販売目的の罠
- 異常な個体値からの見分け方
- ペナルティと公式BANの基準
- 乱数調整やバグとの決定的な違い

GTSやマジカル交換での流通
世界中のプレイヤーと手軽にポケモンを交換できるGTSやマジカル交換は、今のポケモンを遊ぶ上で本当に便利で欠かせない機能ですよね。私も図鑑埋めや海外産のメタモンを探すためによく利用するのですが、近年この便利なオンライン通信のシステムを悪用して、親名が「DIEGO」となっている個体が異常なほどの頻度で流通しているのを頻繁に見かけます。普通にプレイしているだけでも、数回マジカル交換を回せば一度は遭遇してしまうのではないかというくらい、その数は膨大です。
実はこれ、誰かが暇つぶしで手作業で一匹ずつ送っているわけではなく、自動化されたボット(プログラム)が24時間体制で休むことなく稼働しているんです。需要の高い伝説のポケモン(例えばミュウツーやレックウザなど)や、対戦ですぐに使えるような理想個体を、PC上の不正なツールを使って無尽蔵に大量生成し、それを自動プログラムの力でシステム上に延々と放流し続けている状態ですね。
ボットのネットワークは非常に組織化されていて、「DIEGO」という単一の名称にとどまりません。「Deoxys GA」や「Dexter」「devin」「Dino」など、多言語や多国籍のトレーナー名を巧妙に偽装していることも多く、欧州言語圏や北米を装ったアカウントが世界中のGTS環境を埋め尽くしています。これにより、一般のプレイヤーが普通に交換を楽しもうとしても、検索結果が改造ポケモンやそれを要求する不可能な条件(レベル1〜10の伝説のポケモンを要求するなど)で埋め尽くされてしまい、正常な交換が機能不全に陥ってしまうという深刻な事態も引き起こしています。
かつてのニンテンドー3DS時代から問題視されていたデータのコピーや増殖ですが、最新世代のオンライン環境(Pokémon HOMEやスカーレット・バイオレットなど)においても、その手口はより巧妙になり、継続して放流され続けている形跡があります。特に新しいランクバトルのシーズンが開幕する直前など、プレイヤーの需要がグッと高まるタイミングを見計らって戦略的に大量出品される傾向も確認されています。まさに世界中のポケモンのエコシステム全体が、こうしたボットによって物理的にも心理的にも汚染されていると言っても過言ではありませんね。
RMT業者による販売目的の罠
では、なぜ彼らはわざわざ高度なプログラムを組んでまで、そんな手間と時間をかけるのでしょうか。自己顕示欲や単なるいたずら目的だと思われがちですが、その最大の答えはずばり経済的な利益(現実のお金)を得るためです。
このボットの運用者たちは、システムを自動巡回させることで、不正に生成したレアポケモン(ミュウツーなど)をGTSに出品し、不特定多数の一般プレイヤーが預けた「価値の高い正規のポケモン」と自動的に交換し続けます。世界中のプレイヤーから無尽蔵に回収された正規の希少なポケモンたちは、その後どうなるかというと、eBayなどの海外オークションサイトや、国内のフリマアプリ、アカウント売買サイトなどの外部オンラインマーケットプレイスにおいて、現実の通貨で販売されるんです。これをRMT(リアルマネートレード)と呼びます。
つまり、任天堂や株式会社ポケモンがせっかく提供してくれている公式の交換プラットフォームを、悪質なRMT事業者が「無償の商品の仕入れ装置」として勝手に悪用しているというわけですね。ボットを使えば原価はゼロですから、売れれば売れるほど丸儲けになるという、極めて悪質なエコシステムが形成されてしまっているのが現状です。
注意・デメリット: 最近ではマジカル交換などにおける改造個体のトレンドとして、自己顕示欲の誇示やRMTサイトへの誘導そのものを目的とした「宣伝型(スパム型)」の個体が急増しています。親名(OT)やポケモン自身のニックネームが「〇〇.com」「〇〇.net」「〇〇TV」といったURL形式や、ソーシャルメディア(SNS)のアカウント名になっているケースがこれに該当します。
これらは、直接的な広告収入やフォロワーの獲得を目的としたダイレクトマーケティングとして機能しており、受信したプレイヤーにとっては極めて不快なスパムデータです。もしこうしたURLが名前に付いたポケモンを受け取ってしまっても、興味本位でそのサイトにアクセスしたり、SNSで検索したりするのは絶対にやめてください。悪質な詐欺サイトに誘導されたり、ウイルスの被害に遭ったりする危険性がありますし、何より彼らのビジネスに加担してしまうことになりかねません。
異常な個体値からの見分け方
もし通信交換で怪しいポケモンが送られてきたら、私たち一般ユーザーはどうやってそれが正規のものか、あるいは改造ツールで作られたものかを見分ければいいのでしょうか。現在のシステムにおいて、一般向けに100%の確度で非正規個体を判定してくれる公式ツールは残念ながら提供されていません。しかし、内部データの矛盾や統計的な極端さから、改造個体を強く疑うための複数のフォレンジック指標(分析ポイント)が存在します。
最も明白な改造の証拠は、ゲームのプログラム仕様上「絶対にあり得ない組み合わせ(インポッシブル・コンビネーション)」の存在ですね。これをチェックするだけでも、かなりの数の改造個体を自力で弾くことができます。以下に、受信した個体が改造であるかどうかを鑑別するための主要な分析ポイントと、それぞれの正規・異常の境界線を比較した表を作成しましたので参考にしてみてください。
| 分析対象パラメータ | 正規プレイで期待される自然な状態 | 改造個体に顕著に見られる異常・極端な状態 |
|---|---|---|
| 個体値と色違いの相関 | 統計的なばらつきが存在し、理想個体の確率は極めて低い | 色違いでありながら全ステータスが最高値(6V)、あるいは対戦に特化した逆6V(攻撃0や素早さ0等)に固定されている。 |
| 親名(OT)・ニックネーム | 一般的な文字列、ひらがな、カタカナ、英数字 | URL形式(.com, .net)、SNSアカウント名(Twitch, Discordなど)、不自然な記号の羅列。 |
| トレーナーID | システムによって割り当てられるランダムな数列 | ゾロ目(例: 333333)、連番(例: 123456)、特定の改造ツールがデフォルトで出力する初期ID(993401や000000など)。 |
| 出会った場所とレベル | 実際の出現場所・進化レベルの仕様に完全に一致している | 存在しない地名、未解禁の場所、進化前のレベルを下回る最終進化形(※ポケモンGO産などの一部の例外を除く)。 |
| 所持リボン・証(マーク) | ゲーム進行度やイベントに応じた妥当な種類と数 | 本来は重複不可能な証の同時所持、入手不可能なイベントリボンの不自然な大量所持(リボンコンプリート状態など)。 |
| 所持アイテム | 通常の消費アイテム、または何も持っていないことが多い | マスターボール、とくせいパッチ、対戦用の希少アイテム、くちたけん等の複数所持が難しい重要アイテムを必ず持っている。 |
例えば、「日輪の湖でレベル5のときに出会ったミュウツー」といったデータが報告されていますが、ゲームの正規の進行手順において、その場所・そのレベルでミュウツーが野生出現することはプログラムのロジック上絶対に不可能です。こういった矛盾を確認した瞬間に、100%改造個体であると断定して間違いありません。また、特定のイベント限定でプレシャスボール入りで配布されたポケモンについては、有志のデータベースに正規の親名、ID、所持リボンの有無などが細かく記録されています。これらと手元の個体を照らし合わせて、本来3V固定のはずの個体値が6Vになっていたり、必須のリボンが欠落していたりする場合もアウトですね。

ペナルティと公式BANの基準
不正なデータが横行していると知って一番不安になるのは、「GTSやマジカル交換などで、意図せずに『ポケモン diego 改造』のような不正な個体を受け取ってしまった場合、自分のアカウントまで巻き添えでBAN(利用停止)の対象になってしまうのではないか?」という点ですよね。大切に育てた相棒たちがいるセーブデータが消えてしまうかもしれない恐怖は計り知れません。
しかし、この不安に対する株式会社ポケモンの公式見解は極めて明確に示されています。公式の発表によれば、不正に改造されたデータはソフトやアプリの動作に深刻なエラーを引き起こす要因となり、他のユーザーに迷惑をかける行為として厳しく禁じられており、悪意あるユーザーに対しては「インターネットプレイの制限」や「Pokémon HOMEアカウント全体の利用停止」といった極めて重いペナルティが課されます。ですが、同時に「たまたま交換で受け取ってしまった」「自分では気づいていないが、交換したものが改造されたものだった」といった、意図せず改造データを所持している一般の被害ユーザーに対しては、ただちに制限対応を行うことはないとし、過度な恐れを抱かないよう呼びかけているんです。
ポイント・要点: つまり、アカウントBANの対象となるのは、「自らのデバイスでセーブデータを直接改ざんして改造ポケモンを生成・複製する行為」「それを故意に他者へ大量配布する行為」「それを用いて公式大会やランクマッチに出場し利益を得ようとする行為」などに限定されているということです。
受動的に受け取ってしまっただけのユーザーは、システムの自動監視アルゴリズムにおいて、原則としてBANの対象から除外される安全設計となっているので安心してください。さらに、いわゆる「改造親からの孵化個体(色違い6Vの海外産メタモン等を親にしてタマゴから孵した正規の個体)」についても、生まれてきたポケモン自体のデータがゲーム内で正規のアルゴリズムを経て生成されたものである限り、それを使用してランクマッチ等に参加しても直接的なペナルティの対象とはならないという見解がコミュニティ内で一般的に支持されています。
とはいえ、近年の作品やPokémon HOMEにおいては、改造ポケモンを流通させないためのハックチェック機能(自動フィルタリング)が随時実装されています。存在しない技や矛盾した個体値など、明らかな異常値を持つポケモンは通信交換に出そうとしたり転送しようとしたりする段階で物理的に弾かれる仕組みになっていますが、内部データが正規の範囲内に完全に収まるように精巧に偽装された「法的に白に近いグレー個体」はこのチェックをすり抜けてしまうことがあります。だからこそ、システム任せにするのではなく、ユーザー自身が怪しい個体を見極める目を持つことが求められているかなと思います。
乱数調整やバグとの決定的な違い
「ポケモン diego 改造」に関する情報をネットで検索していると、よく「改造」という絶対的な不正行為と、「乱数調整」や「バグ利用」といったゲーム内の仕組みを利用する他のテクニックがごちゃ混ぜになって語られているのを見かけます。専門用語の定義が曖昧なため混同しがちですが、これらはデータに対するアプローチの手法や、他者に与える影響の度合いにおいて明確に区別されるべき概念なんですよね。
まず、本記事で扱っている「改造(Hacking / Genning)」についてですが、これはPCや専用の外部ツール、非正規のハードウェアを用いて、ゲームのセーブデータや内部の数値を直接的に「書き換える」明確なイカサマ行為です。本来存在しない色違い個体を強制的に生成したり、出会った場所のフラグをいじったりする、ゲームのプログラムの枠組みの外側から物理的に干渉する行為であり、規約違反かつ違法性を帯びる完全にブラックな行為です。
一方で、「乱数調整(RNG Manipulation)」というのは、外部ツールによるセーブデータの書き換えを一切行わない手法です。ゲーム内のプログラムが結果(個体値や色違い等)を生成する計算式(疑似乱数生成器)のタイミングや仕組みを解析し、プレイヤー側の操作(ゲームの起動時間やフレームの調整など)をそこに正確に合わせることで、意図的に特定の個体を出現させる高度なプレイング技術のことを指します。目標の初期シードを特定するためにPC上の計算ツール(ストップウォッチのようなもの)を使用することはあっても、ゲームソフト自体に不正なデータを書き込むわけではありません。したがって、生成された個体そのものはシステム上「完全に正規のプログラム処理によって生成されたもの」として扱われます。タイミングを合わせるのが非常に難しいため、ボタン一つで作れる改造とは全く次元が違います。
そして「バグ・任意コード実行(Glitches)」は、開発側のプログラミングのミスや予期せぬ不具合を利用し、本来とは違う結果(ポケモンの増殖など)を引き出す手法です。外部の改造ツールを用いない点では乱数調整に近いですが、使い方を誤ればセーブデータを深刻かつ不可逆的に破損させる大きなリスクを伴います。また、バグを利用して意図的に異常なパラメータを持つ個体を生成し、それを通信交換に流す行為は、結果として「改造データを流通させること」と同義であり、他者への迷惑行為として公式からペナルティの対象とみなされる可能性が高いです。
総じて、外部からデータを直接改ざんする「改造(DIEGOなど)」は法的にも倫理的にも一切の擁護の余地がなく、ゲーム内の仕様を解析して努力で狙う「乱数調整」とは明確に一線を画すものであるという認識を持っておくことが大切ですね。
ポケモンのdiego改造への安全な対策
- 受け取った時の安全な逃がし方
- 所持アイテムの適切な処分方法
- WCS等の大会における失格処分
- データ改ざんによる刑事罰のリスク
- ユーザー自身でできる自己防衛

受け取った時の安全な逃がし方
怪しい個体、とくに親名「DIEGO」やURL形式などの明らかにブラックリスト入りしているようなスパムポケモンを受け取ってしまったら、迷わずすぐに「逃がす(リリースする)」処理を行いましょう。これが一番安全で確実な一次対応であり、自身のゲーム環境から不純なデータを完全に排除する最善の手立てです。
「せっかくの色違い6Vだし、もったいないからタマゴの親として育て屋(育て屋・ピクニック)に預けておこうかな…」と考える方もいるかもしれませんが、手元に改造の疑いがあるデータを放置しておくことは非常に危険です。将来的なソフトウェアの大型アップデートや、Pokémon HOMEとの連携の仕様変更などがあった際に、内部データの矛盾が原因で不測のエラーを引き起こしたり、最悪の場合はセーブデータが完全にクラッシュ(破損)してしまう潜在的なリスクを抱え続けることを意味するからです。
さらに、個人や海外の非正規サーバーを経由して改造データを受信した場合、ルーター等の通信機器やゲーム機本体の挙動にまで悪影響が出る可能性も一部のコミュニティで指摘されています。どんなにステータスが魅力的でも、不正な手段で生み出されたポケモンである以上、愛着を持って育てることはできませんよね。精神的な衛生面を守るためにも、ボックスの肥やしにせず、確認したその場ですぐに「逃がす」ボタンを押して、セーブデータ内の該当スロットから不正データを綺麗に消去することを強く推奨します。
所持アイテムの適切な処分方法
改造ポケモンを逃がすときに一つ厄介な問題となるのが、ポケモン本体だけでなく、それに付随して送られてくる「所持アイテム」の扱いです。不正なボットから送られてくる改造個体は、非常に高い頻度で「マスターボール」や「とくせいパッチ」、あるいは剣盾時代に問題となった「くちたけん」「くちたたて」といった、ゲーム進行上極めて重要な希少アイテムを所持しています。
ポケモンを「逃がす」操作を行った際、ゲームの親切な仕様上、そのポケモンが持っていたアイテムは消滅せずに自動的にプレイヤーの「かばん」に収納されてしまうんですよね。これら不正に生成されたアイテムの処遇について、ネット上では「持っているだけでデータが壊れる」といった様々な憶測が飛び交っていますが、結論から言うと「そのままカバンに保持していても、あるいは使って消費してしまっても、ゲームデータが破損するなどの直接的なシステム上の問題は発生しない」とされています。しかし、不正なデータとの関わりを一切断ち切りたいと考える方に向けては、アイテムの性質に応じた適正な破棄プロセスがあります。
補足・豆知識:アイテムの性質に応じた適正な処分プロセス
- 売却可能なアイテム(とくせいパッチ、きんのおうかん等): フレンドリィショップなどのNPCに売却し、換金して手放してしまうのが最も手っ取り早く安全です。
- ボール系アイテム(マスターボール、ウルトラボール等): ボール系はショップで売れない場合が多いです。また「なげつける」の技でも消費できません。適当な野生のポケモンに向かって投げて捕獲し、捕まえたそのポケモンごと「逃がす」ことで完全に消滅させることができます。
- 売却・消費不可能な固有アイテム(くちたけん等): ショップでの売却も使用もできない厄介なアイテムです。適当な不要なポケモンに持たせ、NPCとのゲーム内通信交換に出して押し付けることで処分可能です。
なお、最新のスカーレット・バイオレット(SV)世代では、野生ポケモンとの戦闘中に「トリック」や「すりかえ」でアイテムを押し付けたり、「なげつける」で消費したりしても、戦闘終了後にアイテムがカバンに戻ってくる親切設計(仕様)になっているため、この方法での破棄はできません。基本的には売却するか、野生ポケモンを捕獲して逃がす手順に頼るのが一番確実かなと思います。
WCS等の大会における失格処分
通信交換での意図せぬ受信であればペナルティは回避できるとお伝えしましたが、対戦をガチで楽しんでいる競技プレイヤーにとっては、さらに厳しく、そして残酷な現実が待っています。公式のシステムチェックを巧妙にすり抜ける精巧な改造個体の存在は、競技シーンの根幹を揺るがす重大な問題として長年議論されてきました。その懸念が現実のものとして爆発したのが、2023年に日本(横浜)で盛大に開催された世界大会「ポケモンワールドチャンピオンシップス2023(WCS 2023)」のゲーム部門(VGC)における一連の事件です。
本大会において、世界中から厳しい予選を勝ち抜いて集まったトッププレイヤーのうち複数名が、使用していたポケモンが「不正なデータ(改造ポケモン)」であるとツールによる検査で判定され、なんと大会進行中に参加権を剥奪(失格処分)されるという前代未聞の事態が発生したんです。この事件において特筆すべきは、失格となった選手たち(米国などの有力プレイヤーを含む)の多くが、「自分の使用した個体は他者から通信交換で入手したものであり、それが非正規のデータであるとは知らなかった」「育成の手間を省くために知人から借りただけである」といった弁明を行ったことです。
しかし、株式会社ポケモンおよび大会運営側はこれらの主張を一切退け、厳格に失格処分を下しました。競技の公平性を担保するため、公式はこれまでになくゼロトレランス(不寛容)の姿勢で臨んでいることが明確に示された歴史的な転換点ですね。世界最高峰のオフライン本戦においては、運営側が参加者のNintendo Switch端末を直接預かり、内部の隠しパラメータ(トラッカーIDや生成シード値の不整合など)まで詳細に解析する高度な専用検知ツールを導入していると言われています。
この一件により、競技プレイヤーの間には「他者から交換で入手したポケモンは、表面上いかに正規個体に見えようとも、重大な競技大会においては絶対に使用すべきではない」という厳格な教訓が刻み込まれました。すべての競技用個体は、自身のアカウントにおいて自らの手で捕獲・孵化・育成を行うことが、失格のリスクを完全に排除する唯一の手段であるという認識が、現在のコミュニティの新たなスタンダードとなっています。
データ改ざんによる刑事罰のリスク
ここで少し視点を変えて、現実世界の法律のお話をしましょう。改造ポケモンの作成と流通は、単なるゲーム内のルール違反(利用規約違反)や倫理的逸脱にとどまらず、現実世界の法律に抵触する明白な「犯罪行為」として、警察当局による刑事摘発の対象となっているという事実をご存知でしょうか。
日本国内においては、ゲームデータの不正な改ざんやその代行業務、および改ざんされたデータの販売は「不正競争防止法」をはじめとする複数の法令に明確に違反します。個人でこっそり改造ツールを稼働させる行為自体は法的なグレーゾーン(個人的利用の範疇)と見なされる余地が一部にあるものの、それをオンライン上で他者に提供する、あるいは金銭を授受して販売・代行する行為(RMT業者など)は、極めて重大な刑事罰の対象となるんです。
実際に、2018年に施行された改正不正競争防止法により、ゲーム機やソフトウェアに施された技術的制限手段(DRMやプロテクト)を回避し、セーブデータを改ざんして提供する行為が明示的に違法化されました。これ以降、ポケモンをはじめとする人気タイトルのデータを改造して販売した人物が相次いで逮捕されています。例えば、フリマアプリなどで「ポケモン全種類作成可能」「色違い対応」などと謳って改造代行を実施し、数百万円を売り上げていた自営業の男性が逮捕された事件などは記憶に新しいですね。
不正競争防止法違反以外にも、ゲーム開発会社が意図したプログラムの挙動を外部ツールで勝手に改変する行為は「著作権法違反(同一性保持権の侵害)」に該当する可能性がありますし、改造された不正データを公式サーバーに送信して負荷をかける行為は「電子計算機損壊等業務妨害罪」に問われる恐れもあります。ちょっとしたお小遣い稼ぎのつもりでも、逮捕されれば実名が報道され、その後の人生を棒に振ることになります。改造ボットの運用やRMTビジネスへの加担は、現実社会における重大な刑事リスクを伴う絶対にやってはいけない行為ですね。
ユーザー自身でできる自己防衛
これまで解説してきたように、株式会社ポケモンや警察当局は不正データの撲滅に向けて断固たる措置をとっていますが、それでも「DIEGO」のような海外からのボットネットワークを完全に遮断するには至っていません。結局のところ、一番大切なのは私たちユーザー自身の自己防衛意識(デジタルリテラシー)を高めることなんですよね。
見知らぬ人からのマジカル交換やGTSには常に不純物が混ざるリスクが伴うことをしっかりと理解し、少しでも「怪しい」「あり得ないくらい条件が良い」と感じたら、絶対に飛びつかない警戒心を持つことが重要です。特にお子さんがプレイされているご家庭では、親名が「.com」や「.net」となっているポケモンが送られてきても、絶対にスマホやPCでそのURLを検索しないようにあらかじめ教えておくなど、家庭内でのルール作りも効果的かなと思います。悪質なサイトへ誘導されて個人情報を抜き取られたり、予期せぬトラブルに巻き込まれたりするのを未然に防ぐためです。
また、正規のポケモンかどうかの判断に迷った個体は、対戦やレイドバトルなどのオンラインマルチプレイには絶対に連れて行かないこと。安全に図鑑埋めや対戦用ポケモンの交換を楽しみたいのであれば、どこの誰かわからないGTSの検索に頼るよりも、信頼できる友人同士での通信交換や、管理体制がしっかりしている実績あるファンコミュニティ(掲示板やDiscordサーバーなど)を活用して、出所がはっきりしているポケモンだけをやり取りする環境を自分自身で作っていくのが、結果的に一番の自衛策になるはずです。

徹底しようポケモンのdiego改造対策
今回は、ポケモンの「diego改造」に関する一連の現象の裏側と、私たち一般プレイヤーにできる確実な見分け方、安全な逃がし方、そしてアカウントやセーブデータを守るための対策について、徹底的に詳しく解説してきました。この記事を通じて、この問題が単なる一個人のいたずらではなく、デジタルアセットの価値を狙った悪質なRMTエコシステムの一部であることがお分かりいただけたかと思います。
公式のシステムをすり抜けるボットによる不正流通は依然として続いており、私たちのすぐそばに常に危険が潜んでいます。しかし、正しい知識さえ持っていれば何も恐れることはありません。もし異常な個体値や不審な親名(DIEGOなど)を持つポケモンを受け取ってしまったら、そのステータスの魅力に惑わされることなく、悩まずに即座に「逃がす」ボタンを押して処分する勇気を持ちましょう。公式が意図せぬ受信に対して即時BANを行わない寛容なフェイルセーフを敷いてくれているとはいえ、不正なデータをゲーム内に保持し続ければ、将来的な不具合やペナルティのリスクはゼロではないからです。
ポケモンの世界は、プレイヤー同士の信頼と公平なルールのうえに成り立っています。私たちユーザーのコミュニティ全体が改造個体の特徴を正確に把握し、それらをゲーム空間から速やかに自浄・排除していくデジタルリテラシーを高めることで、悪質なRMT業者の利益を断つことに繋がります。正しい知識で徹底した対策を行い、これからもクリーンで安心できる楽しいポケモンライフをみんなで送っていきたいですね。
